Heritage Audio(ヘリテージオーディオ)から完全アナログのパッシブイコライザー「Motorcity Equalizer」が発売!

Heritage Audio Motorcity Equalizer モーターシティ イコライザー

Heritage Audio(ヘリテージオーディオ)から完全アナログのパッシブイコライザー「Motorcity Equalizer」が発売されました。

【1960年代のベストEQ】
時として、業界を根底から覆すような特別な製品が登場することがあります ─ そのひとつであるクラシックイコライザーの「聖杯」 を再現したのが、この Heritage Audio Motorcity Equalizer です。

Motorcity Equalizer は、グラミーを8度受賞したプロデューサー/ミックスダウン・アーティストであり、エンジニアリングの天才と評される、Michael Brauer 氏所有の Motown ユニットがもたらす、素晴らしく、パンチーで、あたたかみを持った、紛れもないシグネチャー・サウンドを再現しています。10ゲージのアルミ製フェイスプレート、カスタムメイドのベークライト製ノブを含む驚異的に正確なコントロールなど、Motorcity Equalizer のルックスと操作子は、まさにそのもの!もちろん、独自のパッシブ・イコライザー回路もオリジナルの設計に極めて忠実です。
Motorcity Equalizer を、人気の Pultec EQ に勝るとも劣らない唯一のイコライザーと呼んでも差し支えありません。これほどまでの精度を伴う再生は、決して容易なことではありませんでした。Heritage Audio の Peter Rodriguez と彼のチームは、Black Lion Audio の Seth Berman たちとともに、数週間に渡って魔法を呼び起こすために奔走したのです。
2020年夏、ヨーロッパとアメリカでは厳しいロックダウンが敷かれ万事が複雑でしたが、彼らはやり遂げました。1960年代の高性能なトーンコンデンサとインダクタはもう手に入りません。代替品を探す?そんなことはありえません。Heritage Audio は、ゼロからカスタムメイドでそれを再現しました ─ すべてが正確な材料、値、および公差で揃えられています。
これは、貴重なオリジナルの完璧なクローンです。60年の時を経て、双子が誕生したのです。

Motorcity Equalizer は、完全アナログのパッシブイコライザーで、7つの周波数帯をカバーします。各バンドにはステップ式のロータリースイッチが備わり、1 dB 刻みで 8 dB の範囲内の調整が可能となっています(周波数ポイントは、50 Hz、130 Hz、320 Hz、800 Hz、2000 Hz、5000 Hz、そして 12500 Hz です)。

フロントパネルには、イコライザーの有効と無効、そして電源のオン/オフを切り替えるためのトグルスイッチ(IN / OUT / OFF)、合計8つのシルクハットノブ、ジュエルライトタイプのパワーインジケーターが備わっています。すべてのロータリースイッチには、オリジナルと同様に、遠くからでも状態を把握しやすいベークライト製のノブが使われ、最後に、マスターゲインコントロール(-8 dB 〜 +8 dB)が 1 dB 刻みで用意されています。バックパネルも非常にシンプルな設計になっており、電源端子とXLR入出力端子がひとつずつ備わるのみです。

百聞は一見にしかず、サウンドはまさに期待通りのもの(耳障りなものではなく、パンチの効いたサウンド)ですが、なぜ Heritage Audio は不可能とも思える仕事を通して、この機材を甦らせたのでしょうか?

Michael Brauer 氏はこう言うでしょう :
「Motorcity Equalizer は、デジタルでもなく、単なるレプリカでもなく、現代的な改良が加えられたものでもありません。ただただ “本物” であるということに尽きます。Motorcity Equalizer によって、初めて、ルックスも機能も本物そのままのカーボンコピーを、あなたのスタジオに取り入れることができるのです。」

【特徴】
・Motown の “Hitsville” スタジオで設計された、Michael Brauer のユニットを再現。
・Heritage Audio がカスタムメイドした21個のインダクタと21個のトーンコンデンサ(各バンドに3つずつ)を採用したパッシブ設計。Brauer 氏のユニットとの交差は1%内。
・7バンドのイコライザーセクションとゲインコントロールセクションに丈夫なステップ式ロータリースイッチを採用。
・現代のスタジオに適した巻数比の調整が施された、UTC 製のカスタム入力トランス。
・オリジナルのアキレス腱 : Opamp Labs 製に代わる、Carnhill 製の出力ラインアンプ。
・IN / OUT / OFF スイッチの切り替えにより、イコライザーの効果をA/B可能(“OFF” 選択時は本機の電源が切れ、信号も通過しません)。