
Cusack Music(キューザックミュージック)からオーバードライブ「Project 34」とディレイ「Rebound」が発売!
Cusack Music(キューザックミュージック)から、セレン整流器を使用したオーバードライブペダルオーバードライブペダル「Project 34」と機能的なプログラマブルディレイペダル「Rebound」が発売されました。
Cusack Music Project 34
キューザックミュージック / プロジェクトサーティーフォー



Cusack Music Project 34は、心臓部にセレン整流器を使用したオーバードライブペダルです。
モデル名の34はセレンの原子番号です。セレン整流器は、ゲルマニウム以前の時代にまで遡る古い技術で、1930年代初期に開発されました。
ギターの世界では、50年代のツイードアンプなどの整流器として使われたのが最後です。60年代になるとセレンや真空管整流器の代わりにソリッドステートシリコンに切り替わりました。
Cusack MusicのJon Cusackはもともとアンプの修理を行っていたので、当時のセレン整流器を残していて、それをペダルに使用できないかと考えていました。
その後、セレン整流器を入手できる供給元を探し、ペダルに組み込むことができるようになりました。
セレン整流器は高価な部品ですが、演奏すれば独自のサウンドがあることがご理解いただけると思います。
Project 34はおおまかにオーバードライブですが、簡単に分類することが難しいペダルです。ブーストやプリアンプ、軽いコンプレッション、そしてオーバードライブとして使うことができます。しかし、どのように使用してもセレン整流器の持つユニークな特性で味付けされています。
ダイオードやトランジスタのフィールやフェードとは異なり、小型の真空管アンプに近い特性に感じるかもしれません。唯一無二のペダルです。
コントロール
- LEVEL:音量を調整します。
- TONE:音色のバランスを調整します。
- GAIN:歪みやコンプレッションを調整します。
- CONTOURスイッチ:低域の出方を切り替えます。上ポジションはミディアムなベースレスポンス、中央はベースブーストなしのフラットセッティング、下ポジションはベースブースト最大となります。
Cusack Music Project 34はスタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動します。動作電流は5mAです。電池はご使用になれません。
種類 | オーバードライブ、ブースター |
アダプター | 9Vセンターマイナス |
電池駆動 | – |
コントロール | LEVEL、GAIN、TONE、CONTOUR |
Cusack Music Rebound
キューザックミュージック / リバウンド




Cusack Music Reboundは、機能的なプログラマブルディレイペダルです。
エクスプレッションペダル、タップテンポ、ステレオアウト、ブレーキコントロールやホールド(FLOAT)機能を備え、8タイプのディレイプログラムを選択することができます。
プリセットシステムにより、ハンズフリーでバンクを切り替えることができます。
豊かな表現力を持ち、広いコントロールと多彩なディレイプログラムにより、様々なディレイサウンドを作ることができます。
ペダルボードの中心となるディレイペダルとしてはもちろん、他のディレイペダルと組み合わせてサウンドに新しいテクスチャを加えることもできます。
クラシックなディレイサウンドだけでなく、アンビエントのための実験的なサウンドスケープもカバーします。
ReboundはスタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動します。動作電流は85mAです。電池はお使いになれません。
ディレイアルゴリズム
Mod Analog
- PARAMETERノブ:Chorus Blend
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
クラシックなモジュレーションディレイサウンドで、暖かなアナログディレイトーンを再現します。滑らかなコーラスから脈打つヴィブラートまで、モジュレーションの深さを調整できます。
Tape
- PARAMETERノブ:Age/Tone
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
テープエコーのトーンを再現するディレイです。テープの経年やトーンをコントロールし、ヴィンテージスウィートスポットを見つけてみましょう。有機的で飽和した暖かなディレイトレイルも特徴です。Brakeコントロールとの相性も最高です。Brakeダウンでテープリールに指を当ててテープを遅くしたようなトーンになります。
Digi-Pong
- PARAMETERノブ:Tone
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
このプログラムはステレオで使用するとより効果的です。2つのスピーカーの間をピンポンするようにディレイが左右交互に出力されます。モノラルではパンチの効いたリピートで印象的なリズムを作ります。
Dual Tap
- PARAMETERノブ:第2ディレイのRate
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
2つの異なるディレイタイムを操作し、ポリリズムを作ったり、1つのディレイタイムでメインディレイにアンビエンスを加えたりできます。
Reverse
- PARAMETERノブ:Pitch Select
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
このプログラムはアンビエントパッドにも最適です。リピートピッチを制御し、深く陰鬱なベースパッドや、きらびやかなパッドを作ることができます。ピッチが低いほどディレイタイムを長くすることができます。
Ducking
- PARAMETERノブ:Input Gain/Duck
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
アタックをクリアに保ったままアンビエントトレイルだけを加えたいとき、このプログラムは最初のディレイをダッキングしてアタックをクリーンに保ちます。
Pitch
- PARAMETERノブ:Pitch Select
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
実験的なサウンドに最適なピッチシフトディレイです。Brakeと合わせて使用すると、ワイルドなサウンドエフェクトを作ることもできます。ピッチを下げると差し迫った破滅のように聞こえ、ピッチを上げると宇宙を漂う塵の粒のチャイムのように聞こえます。
Space
- PARAMETERノブ:Filter
- MIXノブ:Dry/Wet
- FLOATフットスイッチ:最大フィードバック
宇宙的なサウンドを作るディレイです。暖かなフィルターを加えたディレイです。設定によってはスウィープしないフェイザーのようにもなります。定義が難しいエフェクトですが、使っていると演奏がやめられなくなるような、楽しいエフェクトです。
プリセットシステム
Reboundにはプリセットシステムがあります。簡単にプリセットの保存やナビゲートが行えます。
メニューを選んだり実行する必要はありません。感覚的に自分のサウンドを見つけ、インスピレーションを得てギターをプレイできます。
例えば、プリセットバンクの左側にリバースディレイ、右側にテープディレイを配置します。楽曲の様々なセクションに応じて左右のプリセットを切り替えることができます。
1つのバンクカラーで左右に同じプログラムが保存されている場合、左右のプリセットを切り替えてもトレイルが引き継がれ、シームレスに移行できます。
コントロール
- PROGRAM:ディレイプログラムを選択します。
- PARAMETER:ディレイプログラムごとのパラメータです。
- DELAY TIME:ディレイタイムを調整します。ディレイタイムはプログラムにより異なりますが、ほとんどのディレイは50〜1000msの範囲で調整します。
- FEEDBACK:ディレイのフィードバック(反復回数)を調整します。高く設定すると発振します。
- MIX:ディレイと原音のバランスを調整します。
- LEVEL:音量を調整します。
- DEVIDE:タップテンポに対する割合です。入力(4分音符)に対し、ディレイタイムを4分音符、8分音符、付点8分音符のテンポに設定します。
- TRAILS:ディレイをバイパスにしたとき、最後の残響を残すか、即座にカットするかを切り替えます。
- BYPASSフットスイッチ:左右それぞれのプリセットサウンドでエフェクトをON/OFFします。
- TAP/FLOAT:複数回押してディレイタイムを設定します。また、長押ししている間FLOATとなりディレイのFEEDBACKを最大にします。FLOAT中はプリセットの切り替えはできません。
LIVEとBANK
左BYPASSとTAP/FLOATスイッチを同時に踏むと4つのバンクをサイクルで切り替えます。
バンクはRed、Green、Blue、Pinkで表示されます。
右BYPASSとTAP/FLOATスイッチを同時に踏むとLIVEモードとなり、プリセットに関係なく現在のノブの設定が音に反映されます。中央のLEDはWhiteになります。
接続端子
- INPUT:楽器を接続します。モノラル端子です。
- OUT:2つのアウトプットでステレオアウトとして使うことができます。モノラルで使用する場合は[L]OUTを使用します。内部スイッチで[R]OUTの機能を切り替えることができます。
- 9V:センターマイナスDC9Vアダプターを接続します。消費電流は85mAです。
- EXP:エクスプレッションペダルを接続するTRSステレオ端子です。エクスプレッションペダルはプリセットごとにパラメータを設定できます。
内部スイッチ
内部のスイッチで[R]OUT端子の機能を選択します。
- DRY:ドライシグナルのみが出力されます。
- WET:ウェットシグナルのみが出力されます。
- MIX:ドライ/ウェットをミックスしたシグナルが出力されます。
プリセットの保存
- 左右のBYPASSフットスイッチを黄色LEDが点灯するまで長押しします。
- 左BYPASSとEXTENDでバンクを選択します。
- 左右のBYPASSフットスイッチでバンク内のどちらに保存するかを選択します。
エクスプレッションペダルの設定
エクスプレッションペダル(TRSステレオ)を接続します。
- 割り当てたいプリセットを選択し、エクスプレッションペダルを接続します。
- 3つのフットスイッチ全てを5秒間長押しします。
- エクスプレッションペダルをヒールダウンにし、割り当てたいノブをヒールダウン位置にします。
- エクスプレッションペダルをトーダウンにし、割り当てたいノブをトーダウン位置にします。
- どれかのフットスイッチを押すと設定が終了します。
ファクトリーリセット
すべてのフットスイッチを押したまま9Vアダプターを接続するとファクトリーセッティングにリセットされます。
スペック
- バッファードバイパス(Cusack More Louderベースのバッファを使用)
- インプットインピーダンス:350kΩ
- アウトプットインピーダンス:<100Ω
- サイズ:120.65×97.79×57.15mm
種類 | ディレイ |
アダプター | 9Vセンターマイナス |
電池駆動 | – |
コントロール | DELAY TIME、FEEDBACK、PARAMETER、MIX、LEVEL、PROGRAM、DIVIDE、TRAILS、BYPASS、BYPASS、TAP/FLOAT |