アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機”マーズ2020″は、2020年夏に打ち上げられ長い旅路の果てに2月18日に火星へ無事タッチダウンを果たしました。

様々な困難を乗り越え、特に難易度が高く「恐怖の７分間」とも呼ばれた着陸までのプロセスをクリアしたNASAの技術とチャレンジに心からの敬意を表します。

おめでとうございました！

さて、この人類の英知と技術の最高峰とも言えるプロジェクトにchuya-onlineでも馴染みのある、ある音響機器ブランドが参加していたことをご存知でしょうか？

火星探査機”マーズ2020″の耳、つまり聴覚をつかさどる部分には 、DPA Microphonesの製品が搭載されています。

DPAとNASAの歴史はかなり古くからで、DPA製品の高い耐久性やスペースシャトル打ち上げ時の大きな音も正確に捉える優れた性能はNASAから高い評価を得ており、50年前にはじめて参加して以来、数回のプロジェクトに参加してきた実績があります。

例えば1970年4月のアポロ13号打ち上げ音の収録に、DPAの前身であるB&Kの測定用マイクが採用されました。カプセルは、DPAの4004/4007のルーツとなったB&K 4133です。

今回、NASAはあらゆるマイクをテストした結果、DPAの製品を選択しました。

d:dicate 4006 無指向性マイクロホンはモジュラーアクティブケーブルのMMP-Gと組み合わせて車体に取り付けられ、ローバーの「耳」となります。ローバーの内部では、DPAのデジタルオーディオ・インターフェースVIMMA-Aが「脳」の聴覚部分として機能します。VIMMA-Aの役割は、4006が捉えた信号を高いクオリティでデジタル化すること、そしてUSB経由でローバー内のコンピューターに送信することです。

それでは、DPA Microphoneが捉えた、最初の「火星の音」を聞いてみましょう！

ヘッドフォンまたはイヤホンでの視聴を推奨します。

息を呑むような静寂の中に、圧倒的な存在感を放つ風の音….

これが火星か….

神秘的だけども厳かで、少し怖い感じを受けるのは僕だけでしょうか。

でももっともっと知りたくなりますね。

MARS2020の火星での活動はまだまだ続きます。

太陽系の起源、宇宙の起源、さらに最大の関心事であろう、生命の痕跡など、ここからMARS2020が踏み出す1本は、全てが人類にとって未踏の領域となる発見です。

DPA Microphonesの活躍にも期待しましょう。

I hope you have a safe trip.

NASAも認めた信頼性、DPA Microphonesの商品はこちらから。

DPA Microphines（ディーピーエー）とは？

DPA Microphonesの歴史は前身であるB&K、そしてDanish Pro Audioの設立から始まりました。
精密加工技術・音響測定技術などを音楽用マイクとして磨きをかけたマイクの設計製造を開始し、その後、正式社名を現在のDPA Microphonesに改めました。
世界に認められた高品質音響用マイクとして、製品ひとつひとつに理念を込めて設計、製造しています。
特にライブ音楽やテレビ業界でのシェアは圧倒的で、日頃耳にされる音楽番組はもちろん、バラエティ番組やニュース番組など、DPAを介した音を耳にしない日はないと言っても過言ではないでしょう。

トーク番組やロケ中に演者さんの服に取り付けてある小型マイク、あれも実は、ほぼDPAです。

代表機種の一つは4099シリーズ。

ギター用（4099-DC-1-199-G）、ピアノ用（4099-DC-1-101-P）、バイオリン用（4099-DC-1-199-V）、ドラム用（4099-DC-2-201-D）など、管楽器、弦楽器、打楽器など多くのシーンに最適化されたマイクロフォンがラインナップされています。

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さらに最近プロフェッショナルシンガーの中で急速にシェアを拡大しているのが2028シリーズ。

ハンドヘルドのマイクロフォンはもちろんですが他社のワイアレスマイクシステムの中で使えるリプレイスメントマイクヘッドなど幅広いシーンで使用されています。

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