2017年に生まれたペダルブランド「KarDiaN」が5周年を迎える。

2022年はアニバーサリーの数字である「５」にちなんだペダルが制作された。

皆さんは「5」という数字で思い浮かべるものは何でしょうか？

カージアン北田氏の答えは

“Ibanez TS5 Tube Screamer”

ということで、 “KarDiaN 5th Anniversary” を記念してこの黒と緑に彩られた愛らしいペダルを北田氏が再構築したモデル「KarDiaN Serotonin 5th」が発売です。

KarDiaN Serotonin 5th について

KarDiaN には元々 Tube Screamer をリファレンスに開発した “Serotonin / セロトニン” がリリースされています。

今回はこれをベースに北田氏が所有する  “Ibanez TS5 Tube Screamer” の実機を独自に解釈しオリジナル設計 “Serotonin 5th” を製作。

TS5には無い2EQによるトーンスタックは勿論、TS5の特徴であるハイゲインTube Screamerを更にプッシュした、エクストリームハイゲインペダルとなっています。

【世界限定150台】でリリースされるプレミアムなモデルとなっています。

パーツから特別なこだわりを持って制作

“Serotonin 5th”は使用されているパーツにも特別なこだわりが伺えます。

特に「Ibanez TS5」に使用されていたオペアンプ東芝製TA75558Pが手に入ったことがこのペダルを制作するきっかけになったとのこと。

このオペアンプの持つゲインアップした際のファズにも似た粒立ち感がTS5らしい歪みを生み出しています。

また、通常のTS5そしてセロトニンよりも遥かに高いゲインポイントまで持っていくためにドイツのエルンストレーダーシュタイン社のERO MKP1845を使用。

これによりゲインアップ時の不必要な高域と低域は抑えながらもしっかりと芯に旨味のあるサウンドに仕上がっています。

また、バッファとして使用しているトランジスタをイサハヤ電子2SK2880にすることによって、ミッドに粘りの強い特徴のあるサウンドを作り出しています。

電源周りの電解コンデンサも100uFのKEMET A750シリーズに変更しハイゲインに対応したノイズ対策を実現しています。

新たな塗装にチャレンジ

このモデルではガンメタルブラックを基調とした金属感のある黒塗料を採用し、通常の黒塗装とは違う質感を表現。

またLED、ノブとも統一感のあるサイバーグリーンの印字を施し、より今回リファレンスとした “Ibanez TS5 Tube Screamer” をこの “Serotonin 5th” にしっかりと刻み込んでいます。

スペック