Fender(フェンダー)から音楽史の流れを変えた革命的なデザインを極めて正確に再現した新シリーズ「American Vintage II」が登場!
Fender(フェンダー)から音楽史の流れを変えた革命的なデザインを極めて正確に再現した新シリーズ「American Vintage II」が登場しました。
American Vintage II シリーズとは
American Vintage IIシリーズは、音楽史の流れを変えた革命的なデザインを極めて正確に再現しています。時代を反映したボディやネックシェイプ、ハードウェア、フィニッシュ、細部にまでこだわった年代別ピックアップを搭載し、本物のFenderクラフトマンシップとトーンのエッセンスを凝縮した作品となっています。ヴィンテージスタイル、トーン、フィーリングを備えたAmerican Vintage IIは、現代ミュージシャンの演奏体験を向上させるものです。American Vintage IIは、フェンダーの礎を築いたギターとベースを忠実に復刻している、ヴィンテージフェンダーのトーンとフィーリングを愛するプレイヤーへ向けたシリーズです。音楽の歴史を作り上げてきたギターとベースを、現代の技術で蘇らせています。
Fender American Vintage II Stratocaster
1957
独特の色気に満ちた曲線、きらめくサウンド、画期的なトレモロブリッジを備えたStratocasterが1954年に登場した時、これまで見たこともない真新しさに全世界が驚愕しました。様々なアップデートを経て、1957年には世紀を代表するギターのひとつの完成形にまで進化を遂げました。
American Vintage II 1957 Stratocasterは、Pure Vintage ’57 Stratocasterピックアップを3基搭載し、滑らかなボディコンター、7.25インチラジアスのメイプル指板を備えたVシェイプネックが特徴で、1957年に存在していたオリジナルモデルのトーンとフィーリングを再現しています。また、コールドロールド(冷間圧延)スチールブロックとベントスチールサドルを備えたPure Vintage Synchronized Tremolo、Fender Deluxeチューニングマシン、1-plyピックガードなどのプレミアムな仕様が採用されています。
- 2-Color Sunburst
- Sea Foam Green
- 2-Color Sunburst(レフトハンドモデル)
- Sea Foam Green(レフトハンドモデル)
- Vintage Blonde(レフトハンドモデル / アッシュボディ)
1961
50年代後期から60年代初期にかけて、フェンダー製品は市場の人気を席巻し、ギターのラインナップが急速に多様化していく中においても、Stratocasterは依然として人気の頂点に君臨していました。1961年には、Stratocasterはより洗練された美しさを纏い、より鮮やかな赤と大胆な黒の縁取りを持つ3-Color Sunburstが主流のモデルとなり、Stratocasterの曲線を強調する3-plyピックガードが採用されるようになりました。
American Vintage II 1961 Stratocasterは、Pure Vintage ’61 Stratocasterピックアップを3基搭載し、7.25インチラジアスのスラブローズ指板を備えた1961 “C”シェイプネックが特徴で、1961年に存在していたオリジナルモデルのトーンとフィーリングを再現しています。また、コールドロールド(冷間圧延)スチールブロックとベントスチールサドルを備えたPure Vintage Synchronized Tremolo、Fender Deluxeチューニングマシン、3plyピックガードなどのプレミアムな仕様が採用されています。
- 3-Color Sunburst
- Olympic White
- 3-Color Sunburst(レフトハンドモデル)
- Olympic White(レフトハンドモデル)
- Fiesta Red(レフトハンドモデル)
1973
1973年には、CBSデザインが標準仕様となり、そのスペックをまとったフェンダーのギターとベースが世界中のロック、ファンク、フュージョン、プログレのプレイヤーに広く使用されるようになりました。毎週深夜に放送された『Don Kirshnerʼs Rock Concert』や『Midnight Special』などの音楽番組により、フェンダー製品はこれまで以上に人々の目の前に登場し、ポップカルチャーにおけるStratocasterの存在感を高めることになったのでした。
American Vintage II 1973 Stratocasterは、Pure Vintage ’73 Staggered Poleピックアップを3基搭載し、デュアルストリングツリー仕様のラージヘッドストック、ヘッドに配置された便利なBulletスタイルトラスロッドナット、Micro-Tilt付きの3ボルト式ネックプレートなどを装備しています。1973 “C”シェイプのメイプルネックに21本のヴィンテージトールフレットを配した7.25インチラジアスのメイプルまたはローズウッド指板を採用し、まるで1973年に舞い戻ったかのような、当時の楽器の演奏性を彷彿させます。フェンダーのアイコニックなギターシェイプを讃えて開発されたAmerican Vintage II 1973 Stratocasterは、アッシュボディにLake Placid Blue、Mochaという2種類のフィニッシュをラインナップしています。MochaはStratocasterでBlackピックガードを採用した初のモデルです。その他、ヴィンテージスタイルのFロゴチューニングマシン、ベントスチールサドルとコールドロールド(冷間圧延)スチールブロック付きのシンクロナイズドトレモロといったプレミアムな仕様を備えています。
Fender American Vintage II Telecaster
1951
Broadcasterを発表してわずか1年後、フェンダーは、同ネーミングの製品を先に発売していたグレッチ社から、名称の使用停止命令を受け取り、名称変更を迫られることになったのです。1951年末、テレビの急成長とマスへの広がりからインスピレーションを得た最初のブラックガードTelecasterが製造ラインから出荷され、以来、このモデルは今日まで継続的に生産されています。シンプルかつ画期的なTelecasterは、初の大量生産ソリッドボディのエレキギターとして世に送り出され、多くのミュージシャンにインスピレーションを与えてきました。
American Vintage II 1951 Telecasterは、Butterscotch Blondeフィニッシュのアッシュボディが特徴で、1951年に存在していたオリジナルモデルのトーンとフィーリングを再現しています。1951 “U”シェイプのメイプルネックに21本のヴィンテージトールフレットを配した7.25ラジアス指板を採用し、まるで1951年に舞い戻ったかのような、当時の楽器の演奏性を彷彿させます。12フレットのポジションインレイの間隔が若干狭く、Phillipsヘッドファスナーがトラスロッドナット部にあるのも、1951年当時の製造仕様に則って再現されています。3ブラスサドル式ブリッジ、Fender Deluxeチューニングマシン、Pure Vintage ’51 Telecasterピックアップが、クラシックでオーセンティックなトゥワングサウンドを奏でます。
1963
1963年には、新しいトーンウッドの組み合わせとして、サウンドにパンチがあり明瞭度の高いアルダー材に、ウォームなトーンを提供するラウンドローズ指板を採用したモデルが登場し、Telecasterの特徴的なトゥワングサウンドがさらに強調されるようになりました。
Pure Vintage ’63 Telecasterピックアップ、3スレッデッドスティールサドルブリッジ、7.25インチラジアス指板を配した快適な1963 “C”シェイプメイプルネックを装備したAmerican Vintage II 1963 Telecasterは、1963年当時に生産されてたオリジナルモデルの真髄といえるトーンとフィーリングを再現しています。本モデルは、12フレットのポジションインレイの間隔が若干狭いクレイドットといった細部にまでこだわり抜いて再現されています。マホガニーボディにCrimson Red Transparentフィニッシュ、アルダーボディにSurf Greenフィニッシュといった2色のモデルをラインナップしています。
1972 Telecaster Thinline
Telecaster Thinlineは、重いアッシュ材を軽量化するためにセミホロウデザインを採用し、1968年7月にデビューしたモデルです。71年末にWdie Rangeハムバッカーを搭載し、特徴的な曲線のパーロイドピックガードに変更された第2世代Thinlineモデルは、1972年に量産が開始されました。このモデルは、フェンダー初の6弦ハムバッカーと、初の調整可能な6サドル式ブリッジを搭載したTelecasterであることが最大の特徴と言えるでしょう。American Vintage II 1972 Telecaster Thinlineは、当時生産されていたオリジナルモデルの真髄とも言えるトーンとフィーリングを見事に再現しています。
1972 “C”シェイプのメイプルネックを採用したAmerican Vintage II 1972 Telecaster Thinlineは、21本のヴィンテージトールフレットを配した7.25インチラジアス指板とあいまって、まるで1972年に舞い戻ったかのような当時の楽器の演奏性を彷彿させます。本格的なWide Rangeハムバッカーを作るために、1981年以来生産されていなかったCuNiFeマグネットをオリジナルのサウンドを再現するために不可欠な要素として復活させました。その他、ヘッドに配置された便利なBulletスタイルトラスロッドナット、Micro-Tilt付きの3ボルト式ネックプレート、Fロゴチューナー、ベンドスチールサドル付き6サドル式ストリングスルーボディハードテイルブリッジ、といった特徴を備えています。セミホロウアッシュボディにAged Natural、3-Color Sunburst、Lake Placid Blueの3カラーバリエーションをラインナップしています。
1975 Telecaster Deluxe
Telecasterファミリーの最上位モデルとして1972年に発表されたTelecaster Deluxeは、フェンダーが初めて2基のハムバッカーを搭載したソリッドボディギターです。American Vintage II 1975 Telecaster Deluxeは、Stratocasterスタイルのラージヘッド、快適なバックカット、ピックガードにマウントされたWide Rangeハムバッカー、デュアルボリューム&トーンコントロール、アッパーホーンに配された3ウェイトグルスイッチといった、オリジナルと同様のスペックを採用しています。Wide Rangeハムバッカーには、1981年に製造中止となったCuNiFeマグネットを復活させ、オリジナルのサウンドを見事に再現しています。
1975 “C”シェイプのメイプルネックを採用したAmerican Vintage II 1975 Telecaster Deluxeは、21本のミディアムジャンボフレットを配したメイプル指板を採用し、まるで1975年に舞い戻ったかのような、当時の楽器の演奏性を彷彿させます。本モデルは、ヘッドに配置された便利なBulletスタイルトラスロッドナット、Micro-Tilt付きの3ボルト式ネックプレート、6サドル式ハードテイルブリッジ、ステンレスブロックサドル、そして当時の仕様を忠実に再現したTele Deluxeチューニングマシンを装備しています。アルダーボディにBlack、Mocha Brown、3-Color Sunburstの3色をラインナップしています。
1977 Telecaster Custom
Telecaster Customは、フェンダーが初めてハムバッカーを採用したモデルの1つです。American Vintage II 1977 Telecaster Customは、快適なバックカット、アッパーホーンに配置された3ウェイトグルスイッチ、スタイリッシュなピックガードに取り付けられたデュアルボリューム&トーンコントロールを特徴としています。American Vintage II 1977 Telecaster Customは、オリジナルの真髄とも言えるトーンとフィーリングを再現しています。
このTelecaster Customは、ネックポジションにWide Rangeハムバッカー、ブリッジポジションにPure Vintage ‘77 Single-Coil Teleピックアップを搭載しています。本格的なWide Rangeハムバッカーを作るために、1981年以来生産されていなかったCuNiFeマグネットをオリジナルのサウンドを再現するために不可欠な要素として復活させました。American Vintage II 1977 Telecaster Customは、1977 “C”シェイプの密度の高いメイプルネックに21本のヴィンテージトールフレットを配した7.25インチラジアスのメイプルまたはローズウッド指板を採用し、まるで1977年に舞い戻ったかのような、当時の楽器の演奏性を彷彿させます。その他、6つのスロテッドスチールバレルサドルを備えたTeleブリッジ、Fロゴチューナー、ヘッドに配置された便利なBulletスタイルトラスロッドナット、Micro-Tilt付きの3ボルト式ネックプレートなどを装備しています。カラーはOlympic White、Wine Redの2種類から選択可能です。
Fender American Vintage II 1966 Jazzmaster
Jazzmasterは発表当時、「フェンダーが培ってきた技術を結集し、あらゆる利便性を備えたギター」として宣伝されました。贅沢な演奏体験を提供し、ジャズギタリストをソリッドボディのエレクトリックギターに向かせることを意図して開発されたこの未来的で快適なオフセットモデルは、当時ジャズギタリストの間で主流だった箱型のアーチトップとはまったくかけ離れた、突拍子もないものとして大衆の目に映りました。そのような背景から、このギターはジャズギタリストには受け入れられなかった一方で、60年代のサーフギタリストに予想外に人気を博し、受け入れられるようになり、その後、インディーロック、オルタナティヴ、カントリーミュージックといったジャンルのプレイヤーの間で絶大な人気を得ることになったのです。
1966 “C”シェイプのメイプルネックを採用したAmerican Vintage II 1966 Jazzmasterは、21本のヴィンテージトールフレットを配した7.25インチラジアスのラウンドラムローズ指板を備え、まるで1966年に舞い戻ったかのような、当時の楽器の演奏性を彷彿させます。ホワイトネックバインディング、パールブロックインレイ、Fender Deluxeチューニングマシン、そしてカスタムカラーモデルにはマッチングヘッドを備えるなど、1966年生産のJazzmasterの特徴を纏ったギターとなっています。特許取得のフローティングトレモロ、スレデッドサドル式のアジャスタブルブリッジ、リズム/リード回路に配線されたPure Vintage ’66 Jazzmasterピックアップが、クラシックなトーンとオーセンティックなフェンダーのフィーリングを提供します。
Fender American Vintage II Precision Bass
Precision Bassは世界初のエレクトリックベースで、音楽史における最も重要な発明の一つとして知られています。Precision Bassが登場したおかげで、ベーシストは正確にイトネーションされたベースサウンドをアンプで増幅し、なおかつ簡単に持ち運べる楽器を手にすることができたのです。グラミー賞をはじめとする音楽賞を多数受賞している伝説的なミュージシャン、クインシー・ジョーンズは「フェンダーのベースこそが、音楽を永遠に変えた唯一の技術的進歩である」と述べています。
1954
当初は、特大のTelecasterヘッドストック、スラブボディ、クロムコントロールプレートなど、多くの面でTelecasterのスペックが踏襲されていたものの、1954年までには新しく発売されたStratocasterと同じボディカーブとコンターデザインにアップデートされるようになりました。American Vintage II 1954 Precision Bassは、当時生産されていたオリジナルモデルの典型的なトーンとフィーリングを再現すべくアッシュボディが採用され、Vintage Blondeに1plyホワイトピックガードを備えています。
1954 “C”シェイプのメイプルネックには20本のヴィンテージトールフレットを配した7.25インチラジアス指板を採用し、ファイバーサドル付きのPure Vintage 2-saddle Precision Bassブリッジ、リバースオープンギアチューナー、フィンガーレスト、’54 Single-Coil Precision Bassピックアップといった特徴的な仕様により、クラシックなフェンダーのサウンドとスタイルを提供します。
1960
50年代後期から60年代初期は、Precision Bassを象徴する多くの新機能が導入された転換期でした。1960年には、Precision BassのデザインはTelecasterスタイルのデザイン要素から、Stratocasterスタイルへとシフトし、ヘッドシェイプ、コンター加工、ピックガードマウントのエレクトロニクス、4サドルブリッジといった特徴を備えるようになりました。3-Color Sunburstに塗装され、4plyべっ甲柄ピックガードを備えた1960 Precision Bassは、普遍的な、洗練されたスタイリングを手に入れたのでした。
プレミアムなアルダーボディ、Pure Vintage ʻ60 Split-Coil P-Bassピックアップ、20本のヴィンテージトールフレットを配した7.25インチラジアスのスラブローズ指板の1960 “C”シェイプメイプルネックといった仕様は、1960年に生産されたオリジナルモデルのサウンドとフィーリングを見事に再現しています。
Fender American Vintage II 1966 Jazz Bass
現在ではフェンダーベースの象徴的な存在となっているJazz Bassは、より洗練されたハイエンドベースモデルが欲しい、というフェンダーセールスマンのドン・ランドールの希望から誕生したモデルです。ネック幅は細くアップデートされ、より速く、より楽に演奏できるようになり、なめらかな新しいボディスタイルにはJazzmasterのオフセットコンタースタイルを採用しました。1966年、Jazz Bassは新たな機能を搭載し、さらなる進化を遂げました。
快適な1966 “U”シェイプのメイプルネックを採用したAmerican Vintage II 1966 Jazz Bassは、20本のヴィンテージトールフレットを配した7.25インチラジアスラウンドローズ指板で、まるで1966年に舞い戻ったかのような当時の楽器の演奏性を彷彿させます。ホワイトネックバインディング、パールドット、マスタートーン付き2ボリュームコントロール、4plyべっ甲柄ピックガードなど、1966 Jazz Bassならではの特徴を備えています。4サドルブリッジ、ヴィンテージスタイルロリポップチューナー、Pure Vintage ’66 Jazz Bassピックアップが、クラシックなサウンドとスタイルを提供します。