Cusack Music(キューザックミュージック)のTS系をベースにした”Screamer”の発売から20年、「Screamer V3」へと進化して登場!

Cusack Music(キューザックミュージック)のTS系をベースにした”Screamer”の発売から20年、「Screamer V3」へと進化して登場しました。

Cusack Music Screamer V3 オーバードライブ

Cusack Musicが初代Screamerを発売してから20年、ScreamerはV3へと進化しました。
V2では様々なクリッピングモードが追加されました。V3では新しい機能はありません。

どういうことでしょうか。
ちょっとした裏話があります。Jon Cusackは、ギターペダルの設計にエンジニアとしてのアプローチを行うという目標を掲げ、Cusack Musicを設立しました。神秘的な考えや過剰な言葉にとらわれることなく、ギタートーンに本当に命を吹き込むためのパーツと回路を備えたペダルを設計したいと考えたのです。そして最初に取り組んだのがScreamerのサーキットでした。
メタルフィルムキャパシターが音色に大きな違いをもたらす、という話がTSスタイルの回路では起こると言われていましたが、それが理解できませんでした。Screamer V1はセラミックキャパシターを用いて作られました。20年経った今、Screamer V3にはメタルフィルムキャパシターが使用されるようになりましたが、サウンドに違いがないことが証明されています。

一方、メタルフィルムキャパシターにはいくつかの利点があります。マイクロフォニック性が低く、温度変化によるパフォーマンスの影響が少なくなります。(とはいえ、一般的に人類がライブを行う温度の範囲は、よほど過酷な状況でない限りセラミックキャパシターの許容範囲内です。)

“TS系”と呼ばれるオーバードライブは、ミッドレンジが強かったり、音が濁ってしまい、ミックスの中で上手く前に出て来ないサウンドになってしまうことがあります。一方、伝統的なクラシックオーバードライブトーンが必要であれば、TSスタイルの質感は欠かせません。
Cusack Music Screamer V3は、一般的な“TS”と比較し、約2倍のゲインレンジを確保しました。音に強い粘りがあるクラシックオーバードライブの質感を残し、同時に音色全体の明瞭さを高め、クリアでありながら粘る重厚なトーンを作ることができます。
複雑な和音の1つ1つの粒を逃すこと無く、バンドアンサンブルやミックスの中でも存在感を主張するサウンドとなるよう細部まで丁寧に調整を重ねました。
さらに3タイプのクリッピングオプションを選択し、より広い音色をカバーできます。

コントロール

Cusack Music Screamer V3 オーバードライブ
  • Level:音量を調整します。
  • Tone:音色の明るさを調整します。
  • Drive:歪みの強さやサステインの長さを調整します。
  • クリップモードトグルスイッチ:3つのクリッピングオプションを選択できます。左はクラシックなシリコンダイオード、中央はよりラウドなLEDクリッピング(スイッチ横のLEDが光ります)、右はより複雑なトーンのショットキーダイオードです。

LED

Cusack Music Screamer V3 オーバードライブ

エフェクトON時、LEDが赤に点灯します。バイパス時は初期設定で緑色に点灯します。フットスイッチをLEDが点滅するまで長押しすることで、バイパス時にLEDを消灯させることができます。
また、電池駆動時に電池が消耗しているとペダルのインプット端子にプラグを差し込んだ際にLEDが点滅し、電池の交換時期を伝えます

Cusack Music Screamer V3は9V電池、またはスタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動します。動作電流は6mAです。18Vまで安全に動作しますが、内蔵レギュレータにより高電圧でも音色に変化はありません。