DANELECTRO × K.E.Sから Steve Ridinger氏が認めた公式Modのファズペダル「3699 Mod」がオリジナルカラー&ビンテージパーツフル換装の特別仕様モデルで登場!

DANELECTRO × K.E.Sダンエレクトロ×ケーイーエス)から Steve Ridinger氏が認めた公式Modのファズペダル「3699 Mod」がオリジナルカラー&ビンテージパーツフル換装の特別仕様モデルで登場しました。

DANELECTRO × K.E.S 3699 Mod ファズ ギターエフェクター

Steve Ridinger氏公認モディファイ仕様!

DANELECTRO社長にして、かのFOXX TONE MACHINEの生みの親であるSteve氏が認めた公式Modの3699fUZZです。そしてK.E.Sとのコラボによるオリジナルカラー&ビンテージパーツフル換装の特別仕様モデルです。

3699 Mod

試行錯誤の末、最終的に交換したパーツは、
■トランジスタQ1,4 → F2N3565(TO-106)
■クリッピングダイオード → ビンテージゲルマニウム1N34A(国産UNIZON製)
■抵抗器 → ビンテージカーボンコンプタイプ(アレンブラッドリー製)
■電解コンデンサ → 高分子アルミ固体タイプ

制作した試作機を元に何度もオリジナルFXTM設計者であるSteve Ridinger氏とのやり取りを行い、3度目の試作機チェックでようやく氏も納得のサウンドクオリティの実現に成功した、モディファイ担当者K.E.Sブランドプランナーにして、Nik’s Mod Worksビルダー中垣のオリジナルFXTMへのリスペクトを込めた特別なハンドモディファイモデルです。

※本製品の外装は元々の3699fUZZのようなビンテージ風の仕上げを踏襲した形で行っております。ごく薄いマットブラック塗装の為剥げたり、すれによる変質が起こりますが、製品の仕様としてお楽しみいただければと存じます。またシルク印刷のかすれやズレもその世界観だとご理解いただければ幸いでございます。

コントロール

●Volume:
出力の量をコントロールします。時計回りに回すと音量が大きくなり、反時計回りに回すと小さくなります。

●Fuzz:
ファズの量を調節します。時計回りに回すと多く、反時計回りに回すと少なくなります。

●Tone:
トーンの明暗を調節します。時計回りに回すと明るく、反時計回りに回すと暗くなります。オクターブをオンにすると、バランスが良くなるので、少し暗くすると良いでしょう。

●Mid Boost Switch:
このスイッチを上に切り替えると、オリジナルペダルの純正トーンが得られます。このスイッチを下に切り替えると、太いミッドブーストが得られます。特に薄い音のピックアップを厚くするのに最適です。

●Effect Foot Switch (本体左):ファズのオン/オフを切り替えます。

●Octave Foot Switch (本体右):オクターブエフェクトのオン/オフを切り替えます。

●OInput and Outpu:
1/4″モノラル標準フォンケーブルを使用してください。Inputジャックにプラグが刺されている状態でのみONが可能になります。

●DC jack:9Vの外部電源をDCジャックに接続します。
※本製品にバッテリースロットはありません。電源は、センターマイナス、DC 9V電源をご使用ください。

モディファイ担当者K.E.Sブランドプランナーにして、Nik’s Mod Worksビルダー中垣による開発秘話

<原案>
この改造の原案は、ある有名なペダルディガーでペダルショップオーナーのアドバイスから生まれました。3699fUZZをセールスした際、「他店と同じでは意味がないでしょ。うちの店だけの何か特別な仕様とかなら考えてもいいですけどねぇ。」という話しになったのです。この言葉から私がたどり着いた結論こそが、オリジナルFXTMへのリスペクトを込めた特別なモディファイでした。そこで以前から温めていたアイデアを実現するために試作品の製作に着手しました。

<クリッピングダイオード→ビンテージゲルマニウム1N34A(国産UNIZON製)>
最初に取り掛かったのは3699fUZZに使われているショットキー・バリア・ダイオードをビンテージのゲルマニウム1N34Aに変更する事でした。もちろん、ショットキー・バリアがゲルマニウムに似たクリッピング挙動をすることは理解していましたが、音質に違いがある事もまた事実なのでこの交換のもたらす音質の変化を確認しました。

<トランジスタQ1,4→F2N3565(TO-106)>
次のステップではトランジスタの設定を確認しました。 オリジナルFXTMの初期モデルにはFAIRCHILD製の2N5133や2N3565のTO-106パッケージタイプが使われている為、2N5133と2N3565(TO-106),(TO-92)のNOSをそれぞれ比較し、音質に最も影響のある2箇所を変更する事に決定しました。 2N5133の音も素晴らしかったのですが、パーツの入手性の問題もあり、最終的にオリジナルと同じF2N3565(TO-106)を採用しました。

<抵抗器→ビンテージカーボンコンプタイプ(アレンブラッドリー製)>
抵抗値は実機の実測値も参考にしつつ、’72FXTMのオリジナル回路に合わせてバランスを取り、数値設定を一部変更しています。

<電解コンデンサ→高分子アルミ固体タイプ>
電解コンデンサ→S/N比を少しでも向上させるため、高分子アルミ固体タイプに変更。

<Steve Ridinger氏公認>
こうして制作した試作機を元に何度もオリジナルFXTM設計者であるSteve Ridinger氏とのやり取りを行い、3度目の試作機チェックでようやく氏も納得のサウンドクオリティの実現に成功したのです。