2024年11月20日
BECOS(ベコス)から CompIQ Twain Pro MK2の筐体にパンダステッカーが貼られた特別バージョン「CompIQ TWAIN MK2 Panda Stickered」が発売!
BECOS(ベコス)から CompIQ Twain Pro MK2の筐体にパンダステッカーが貼られた特別バージョン「CompIQ TWAIN MK2 Panda Stickered」が発売されました。
BECOS CompIQ TWAIN MK2 Panda Stickered コンプレッサー ギターエフェクター
CompIQ TWAIN MK2 Panda Stickeredは、CompIQ Twain Pro MK2の筐体にパンダステッカーが貼られた特別バージョンです。
メーカーにて制作時に筐体に小さな傷などが認められたものを使用しています。サウンドや機能等は通常版と全く同じものとなります。
【CompIQ Twain Pro MK2】
CompIQ Twain Pro MK2は、ギター、ベースシグナルのダイナミックオーディオを調整する高精度なツールで、多彩なパラメータにより詳細にコンプレッションをかけることができるデュアルバンドコンプレッサーです。
豊富な機能を持ち、最高峰の音質でコンプレッションをかけることができます。オートタイミング設定により、簡単なセットアップとコントロールでプロフェッショナルなコンプレッションを実現します。
スイッチを切り替えるだけで可変クロスオーバーポイントを備えたデュアルバンドコンプレッサー・リミッターとして使用したり、個別にコントロールできる2つのコンプレッサーとして使用できます。
コントロール
- DB/STKスイッチ:側面にあるスイッチで、コンプレッサーをデュアルバンドとスタックドのどちらにするかを切り替えます。デュアルバンド(DB)モードではシグナルがクロスオーバーポイントで分けられ、それぞれのコンプレッサーへと送られます。スタックド(STK)モードではコンプレッサーが直列に接続されます。それぞれのモードではトーンが異なります。スタックドモードではオプティカルコンプレッサーのような音色となり、デュアルバンドモードではプロフェッショナルなダイナミックツール、そしてトーンエンハンサーのように使うことができます。
- X-OVER:クロスオーバー周波数を調整します。コントロールは70〜1kHzの範囲で設定でき、中央で約150Hzとなります。
インプットシグナルは常にクロスオーバーを通過し、そこからコンプレッサーへと送られ、最後にMIXでドライシグナルがミックスされます。デュアルバンドモードではクロスオーバーの設定を下回るシグナルはLows(左側のコントロール)に、上回るシグナルはHighs(右側のコントロール)に送られます。 - TRIM:インプットステージでシグナルレベルを調整します。-12dBから+12dBまで調整でき、ペダル全体のコンプレッションドライバー、またはバランサーとして機能します。12時に設定するとプリアンプはシグナルを変えずに通過させます。PEAKレベルインジケータはインプットシグナルが-2dBuでピークになると緑色に、アウトプットが+2dBuを超えると赤色に点灯します。両方のしきい値が同時に満たされるとインジケータはオレンジに変わります。赤いインジケータが常時点灯するような場合はTRIMを調整する必要があります。+10dBuまでのシグナルはインプットからアウトプットまで安全に処理できます。
- RATIO:THRESHOLDを超えたシグナルにコンプレッションがかかったときにオーディオシグナルがどの程度圧縮されるかを調整します。1:1(コンプレッションをかけない)から無限大:1まで設定できます。9時位置で2:1となり、マイルドで音楽的なコンプレッション、12時位置で4:1となり、一般的なハードコンプレッション、3時位置では10:1となり、さらに強力なコンプレッション、最大位置では無限大:1となり、リミッターとして動作します。
- THRESHOLD:このコントロールはコンプレッションがかかり始めるシグナルレベルを設定します。コンプレッションはここで設定したシグナルレベルを超えたときに初めて動きます。低く設定すると、小さな入力でもコンプレッションがかかります。THRESHOLDを低く、GAINを高く設定すると全体の音量が高くなります。このノブは50dBの範囲を備え、多くの楽器に対応します。
- TIMINGスイッチ:オートアジャストタイミング回路により、アタックとリリースを自動的に調整します。このスイッチではF(速い)とS(遅い)を切り替えるだけです。
Sに設定すると、アタックタイムが10-15ms、リリースタイムが100-220ms程度となり、Fに設定するとアタックタイムが5-7ms、リリースタイムが70msに設定されます。 - GAIN(Makeup Gain):コンプレッションは、THRESHOLDを超えたシグナルを圧縮するため、音量が下がります。下がった音量をリカバーするためにGAINを上げる必要があります。コンプレッションが高くなる(RATIOを上げる)と、GAINをより高く上げないと音量が高くなりません。
また、THRESHOLDを下げてGAINを上げると全体の音量が高くなりますが、やりすぎるとノイズまみれとなります。デュアルバンドモードでは独立したLEVELコントロールとX-OVERでチルトEQのように操作することもできます。 - FEEDスイッチ:フィードフォワードとフィードバックコンプレッサーを切り替えます。中央位置ではフィードフォワードとフィードバックの組み合わせとなります。このときHighsがフィードバック、Lowsがフィードフォワードとなります。
フィードバックモードは精度よりもフィールを重視し、パンチを抑えたスムースなコンプレッションとなります。 - SCF(LO・HI):2つのコントロールでサイドチェインシグナルの低域と高域それぞれをカット・ブーストできます。LO SCFは±12dB @90Hz, 12dB/octave、HI SCFは±9dB @3kHz, 12dB/octaveの調整ができます。オリジナルシグナルには影響しません。LO SCFノブにより、コンプレッサーの動作を理想的に調整できます。サイドチェインの低域をカットすると、振幅の大きい低域ではなく、実際に音色として目立つ帯域でコンプレッサーが動作します。逆に低域をブーストするとコンプレッサーの感度が強くなり、シグナルレベルの低い音にもコンプレッサーをかけることができます。HI SCFノブを使えば、さらにバランスを調整できます。カットすることで高域の過度なコンプレッションを回避し、ブライトさを維持します。高域をブーストすると高域の動作に対してコンプレッサーが応答します。これは音がブライトな楽器に対応します。
サイドチェインフィルターは実際の音色には影響せず、コンプレッサーのかかりの強さやバランスを調整することができます。 - KNEEスイッチ:コンプレッサーのかかり方を切り替えるスイッチです。KNEEとは膝のことで、THRESHOLDを超えたシグナルに、膝が折れるようにコンプレッションがかかることをハードニー(H)、レベルが高くなるにつれコンプレッションが強くなることをソフトニー(S)と呼びます。
- MIX:このコントロールはオーディオミキサーのように動作します。コンプレッサーに入力されたシグナルと、コンプレッサーを通したシグナルをミックスしてバランスを調整できます。中央で1:1となります。100%Dryに設定するとバッファとして動作します。
- ディスプレイ:5つのLEDで個別にRMSレベルを表示します。インプットレベルが高いとイエローやレッドLEDがピークを表示します。レッドLEDが表示されても設定が間違っているわけではありません。ディスプレイは指標としながら、実際の設定、音は耳で聞いて調整します。
- フットスイッチ:エフェクトON(グリーンLED)とOFFを切り替えます。OFF時はトゥルーバイパスとなります。
- INPUT:楽器やアンプのSENDからのケーブルを接続します。
- OUTPUT:アンプのインプットやアンプのRETURNへのケーブルを接続します。
- DC POWER:スタンダードなセンターマイナスDC9〜18Vアダプターを接続します。
種類 | コンプレッサー |
アダプター | 9-18Vセンターマイナス |
電池駆動 | – |
コントロール | RATIO、THRESHOLD、MIX、GAIN、RATIO、 THRESHOLD、GAIN、X-OVER、HI SCF、LO SCF、 TRIM、KNEE、FEED、KNEE、TIMING、TIMING、DB/STK |