ロシアのエフェクターブランドShift Line(シフトライン)から 4ボイスポリフォニックステレオオクターバー「Octaves」が発売!

ロシアのエフェクターブランドShift Line(シフトライン)から 4ボイスポリフォニックステレオオクターバー「Octaves」が発売されました。

Shift Line Octaves オクターバー ギターエフェクター

Shift Line シフトライン Octaves オクターバー ギターエフェクター

Shift Line Octavesは、様々な機能を備えたステレオポリフォニックオクターバーです。ギターやベースにオクターバーを加えると、表現力が大きく向上します。もはや必須のエフェクトだとShift Lineは考えます。なぜなら、オクターバーは入力信号をトランスポーズできるからです。OctavesはShift Lineが理想とするオクターバーです。

Octavesは、入力信号から4つのポリフォニックオクターブ(2つのオクターブアップと2つのオクターブダウン)を生成します。本格的なステレオシグナルパスで、各チャンネル個別に処理することができ、シグナルチェーンのどこにでもOctavesを組み込むことができます。
さらに、フィルタを2つ内蔵し、アルゴリズムによっては歪みを加えることもできます。モジュレーションセクションではサウンドに動きを加え、ステレオセクションでは空間的な広がりを生み出します。

Octavesにはクラシックなオクターバーやオルガンのようなサウンド、ポリフォニックオクターブファズ、クリーンブレンド付きオクターブオーバードライブなど、22種類のアルゴリズムを収録しています。

Octavesはギター・ベースでの使用を想定して設計されていますが、他の楽器にも使うことができます。
Octavesには33種類のプリセットを保存することができ、外部コントローラーからのパラメータ制御も可能です。

  • 4ボイスポリフォニックステレオオクターバー
  • 22種類のアルゴリズムを収録し、様々なサウンドを設定可能
  • 33プログラム(11ユーザープログラム)設定可能

特徴

  • 4ボイスポリフォニックステレオオクターバー
  • クラシックなポリフォニックオクターバーやオルガン、オクターブファズ、個性的なオクターブエフェクトまで22種類のアルゴリズムを収録
  • タップテンポ、サブディビジョン機能を備えたモジュレーションセクション
  • 3つのバンクに分割された33種類のプログラムとクイックアクセス機能
  • フェイバリットアルゴリズムを11種類保存できるユーザーバンク
  • プログラムスロット内の全てのパラメータは自動保存
  • デュアルモノ、モノラルシグナルを拡張できるステレオシグナルパス
  • MIDI、外部コントローラー、エクスプレッションペダル、アナログトリガーによる外部パラメータコントロール
  • ドライシグナルとウェットシグナルのアナログミックス(ブースト可能)
  • USB-C端子からのファームウェアアップデート、設定の変更、モード切り替え
  • コンパクトかつ軽量なアルミ筐体とトップマウントジャック
  • DC9-12Vセンターマイナス電源(200mA)に対応

入出力端子

・インプット
LEFT INはモノラルインプットです。モノラルシグナルで使用する場合はLEFT INに接続します。RIGHT INは2つ目のインプットで、ステレオ入力時に使用します。TRSプラグは使用できません。

・アウトプット
LEFT OUTはステレオ左チャンネルまたはモノラルアウトです。モノラルシグナルで使用する場合はLEFT OUTに接続します。
RIGHT OUTはステレオ右チャンネルです。TRSプラグは使用できません。

・CTRL
MIDIタイプA、シングルまたはデュアルモメンタリスイッチ、エクスプレッションペダル、アナログトリガー(S-Trig / V-Trig)でパラメータをコントロールします。

・DC IN:電源を接続します。

・USB-C:ファームウェアアップデート、設定変更、モード切り替えを行います。

コントロール

Octavesは多彩なコントロールを限られたコントロールノブで実現します。そのため、各ノブとスイッチは複数の用途に使用します。主な機能は本体に太字でラベリングされています。TAP/ALTフットスイッチを押しながら操作する二次機能は枠線付きでラベリングされます。ON/CMDフットスイッチを押して操作する機能は下線付きでラベリングされています。

これらの二次的なコントロールを操作しても、他のコントロール機能には影響しません。

・1SUB/2SUB/LPF:1SUBは1オクターブ下、2SUBは2オクターブ下の音量を調整します。LPFはウェットシグナルにかかるローパスフィルターのカットオフ周波数を調整します。反時計回りでシグナルが多くカットされます。

・1UP/2UP/HPF:1UPは1オクターブ上、2UPは2オクターブ上の音量を調整します。HPFはウェットシグナルにかかるハイパスフィルターのカットオフ周波数を調整します。時計回りでシグナルが多くカットされます。

・PROGRAM/COPY SETTINGS:PROGRAMはバンクからプログラム・アルゴリズムを選択します。COPY SETTINGSはプログラム・アルゴリズムをコピーする位置を選択します。

・ROOT/X-MIX/BOOST:ROOTはルート音(入力信号)の音量を調整します。フィルタ、モジュレーション、ディストーションの影響を受けるデジタルクリーンシグナルを制御します。X-MIXはアナログクリーンシグナルとウェットシグナルのミックスを調整します。反時計回り最小でアナログクリーンのみ、時計回り最大でウェットシグナルのみとなります。モジュレーションセクションまたは歪みエフェクトで並列処理ができます。BOOSTはアナログブースト(最大+10dB)を調整します。

・RATE/DEPTH/STEREO:RATEはモジュレーションレート、DEPTHはモジュレーションの深さを調整します。STEREOはウェットシグナルのステレオ深度と右チャンネルのモジュレーションLFO位相シフトを制御します。空間的なシグナルの動きをコントロールします。

・BANK:PROGRAMノブで使用するバンクを選択します。上位置ではUD(ユーザーバンク)となります。これはユーザーが選択したアルゴリズムを保存します。中央位置ではFX(エフェクト)バンクで、実験的なオクターブエフェクトです。下位置ではOC(オクターブ)バンクで、クラシックなオクターブエフェクトが収録されています。

ALTフットスイッチを押しながらこのスイッチを操作すると、現在の設定が別のバンクにコピーされます。

・BEAT:BEATはRATEまたはTAPフットスイッチのサブディビジョンを選択します。上位置で1/1(4分音符)、中央位置で3/4(付点8分)、下位置で2/3(三連符)となります。

ALTフットスイッチを押しながらこのスイッチを操作すると、LFO位相リセットモードを選択します。上位置ではペダルがON時またはプログラム変更時にLFOがリセットされます。中央位置ではTAPフットスイッチでRATEを変更するとLFOがリセットされます。下位置ではTAP/ALTフットスイッチを押すたびにLFOがリセットされます。

・ON/CMD:短く押すとエフェクトON/OFFを切り替えます。長押し(CMD)ではコントロールのセカンダリ機能を有効にします。素早く2回押すと、現在選択されているプログラムがクイックアクセスプログラムを切り替えます。

・TAP/ALT:短く押すとタップテンポ入力となり、2回以上入力するとテンポが設定されます。長押し(ALT)ではコントロールのセカンダリ機能を有効にします。

接続方法

  • モノラル:LEFT IN、LEFT OUT端子を使用してモノラルエフェクトとして使用します。
  • モノラル→ステレオ:LEFT INにモノラルシグナルを接続し、LEFT OUTとRIGHT OUTを接続することでステレオアウトになります。ドライシグナルがステレオセンターに配置され、ウェットシグナルはSTEREOノブに応じてステレオイメージ全体に広がります。
  • ステレオ/デュアルモノ:LEFT IN、RIGHT INおよびLEFT OUT、RIGHT OUTを使用すると、各チャンネル独立してエフェクトが処理されます。LEFT INのドライシグナルはLEFT OUT、RIGHT INのドライシグナルはRIGHT OUTから出力されます。
  • ダブルプロセッシング:LEFT INにモノラルシグナルを接続し、LEFT OUTからRIGHT INにケーブルを接続、RIGHT OUTからアンプに接続することで、モノラルシグナルをダブルプロセッシングできます。

アルゴリズムとバンク

Octavesには2つのバンクに分かれた22種類のアルゴリズムを収録しています。OCバンクには定番のオクターブエフェクトが11種類、FXバンクには実験的なオクターブエフェクトが11種類収録されています。
UDバンクはユーザープログラムを保存します。

BANKスイッチでバンクを選択し、PROGRAMノブを回すことでプログラムを選択できます。

OCバンクのアルゴリズム

01:Simple Octaves:穏やかなフランジングを備えたクラシックでクリーンなオクターバーです。シンプルで分かりやすく使いやすいアルゴリズムです。

02:Clean Voices:クラシックなクリーンオクターバーのバリエーションで、コーラスを加えて音の密度を高めています。DEPTHを最小にしても、オクターブボイスは(並列でミックスされるため)2倍になります。モジュレーションセクションで深いコーラスを作ることもできます。

03:VoiceTrem:各ボイスごとにトレモロが効く、クラシックなクリーンオクターバーです。モジュレーションは移調されたシグナルの音量にも影響します。フォーカスされたサウンドを実現するため、LPFは狭いカットオフ範囲と高いレゾナンスに設定されています。

04:Trembling Voices:トレモロとミックスでシグナルを際立たせるレゾナンスを持つローパスフィルターを組み合わせたクラシックなクリーンオクターバーです。DEPTHを高く設定すると音量が低下する場合があります。その場合はBOOSTで補正します。

05:Soft Organ:クラシックなオクターバーにマイルドなオーバードライブとフランジャーを組み合わせ、オルガンのようなサウンドを作ります。

06:Tremolo Octaves:穏やかなオーバードライブとトレモロを備えたクラシックオクターバーです。LPFのレゾナンスがかなり高いため、オーバードライブの特徴が際立ちます。このアルゴリズムはほぼクリーンなオクターバーからトレモロとサチュレーションを加えたオルガンサウンドまでをカバーします。移調されたシグナルのコントロールノブは個々のボイスのボリュームとゲインに影響します。

07:Phasebender:オクターバーにオーバードライブとフェイザーを組み合わせたエフェクトです。LPFカットオフ周波数が限定されているため、オーバードライブの特性を調整してゲインとサウンド特性全体に影響を与えます。このアルゴリズムはレスリー風オルガンサウンドに最適で、クラシックなフェイザーを重ねたオクターバーとしても使うことができます。フェイザーの明るさは広く調整できます。

08:Soft Fuzz Phase:適度なオクターブドライブとフェイザーを組み合わせたサウンドです。フェイザーはPhasebenderのものとは異なり、LPFはレゾナンスが高く、ゲイン範囲もやや広くなっています。このアルゴリズムは飽和感の強いサウンドに最適です。

09:Flanged Octaves:適度なオクターブドライブとディープフランジャーを組み合わせたエフェクトです。このアルゴリズムのモジュレーションセクションでは印象的なDEPTHレンジを持つフランジャーを使用しています。

10:Mod Fuzzy:ミドルゲインのオクターブファズアルゴリズムです。ゲインレベルは各オクターブボイスの音量によって設定されます。マイルドなフェイザーがウェットシグナルの空間的な動きに心地よい効果を加えます。

11:Octa Fuzz:よりゲインの高いオクターブファズです。各オクターブのゲインレベルは各オクターブボイスの音量によって設定でき、広いサウンドパレットを実現します。モジュレーションセクションのフランジャーはほとんど感じないレベルから深いフランジャーまで設定できます。

FXバンクのアルゴリズム

01:Le Bass:このアルゴリズムはギターサウンドをベースのように変えたり、他のシグナルにサブオクターブを加えます。モジュレーションセクションのトレモロは音色にオルガンのようなニュアンスを加えます。1SUBと2SUBの音色は低周波が強調されています。

02:Dancing Octaves:台形波トレモロによる変わったオクターブ効果です。5つのオクターバーボイスを全て使用すると、モジュレーションセクションの効果が最も顕著になります。このアルゴリズムはより豊かなサウンドを実現するため、常にわずかな空間的な動きを加えます。

03:Pulsar Refraction:Dancing Octavesのバリエーションで、シグナル経路に軽いオーバードライブを加えたものです。LPFのレゾナンスが高く、LPFとBPFの中間のような働きをして、最も歪みの強い周波数を強調します。

04:Dark Choir:低域に重点を置いた、変わったオクターバーです。ローパスフィルターはオーバードライブに入力される低域を細かく制御できるように最適化されていて、厚みのあるダークなサウンドのオクターブクワイアを生み出します。モジュレーションセクションはDEPTH最小でもシグナルに影響があり、ボイスを倍増させることで音の密度を高めます。

05:Harmonic Diffraction:独特なオクターブアルゴリズムと深いフェイザー、穏やかなオーバードライブを組み合わせたエフェクトです。LPFがオーバードライブの特性を決定し、モジュレーションセクションは広い周波数特性を持ち、シグナルを個々のハーモニクスに分割します。

06:Bad Speaker:入力シグナルに対する応答が不均一な、奇妙な音色のアルゴリズムです。音によってはひどく歪む場合もあれば、スピーカーに問題があるようにクリアに聞こえるものもあります。LPFは非線形性と歪みをスイートスポットとなる範囲で決定します。この効果は個々のボリュームに敏感で、フランジャーによってさらに強調することができます。

07:Dream Catcher:Dancing Octavesのもう一つの実験的なバリエーションで、オーバードライブの後にディレイを加えています。ディレイタイムは33ms〜100msまでで、DEPTHで調整できます。このエフェクトはRATEが低い時に特に効果的です。

08:Dark Matter:非常にディープなコーラスが徐々にディレイに変化するオクターブドライブです。低いRATEでも効果的です。ゲインレンジが広く、マイルドなLPFを備えています。

09:Fuzzy Joy:ゲート付きオクターブファズです。ミックスのオクターブバランスに応じて歪んだシグナルにクラシックなオクターブトーンを加えたり、シグナルを激しく途切れさせたりすることができます。さらにフェイザーを加えてサウンドに動きと明るさを加えることもできます。

10:Something Is Broken:厚みのあるオクターブファズとクリーンなオクターブを並列に組み合わせ、スルーゼロフランジャーに入力することで非標準的なオクターブサウンドを作ります。型破りなエフェクトです。

11:Strange Things:並列シグナル処理によるもう1つの奇妙なアルゴリズムです。Something is Brokenアルゴリズムと同様、全てのオクターブが2回(歪みありと歪みなし)表示されますが、LPFの範囲がはるかに広く設定されています。モジュレーションも可能な限り深く、フランジャー〜ディレイまで設定できます。奇妙なサウンドを作るのに最適ですが、適度なモジュレーションに設定するとクラシックなトーンを作ることもできます。オーバードライブ・ディストーションセクションはこのアルゴリズムが最も広いゲインレンジを備えます。

UDバンク

ユーザーが設定するUDバンクは、工場出荷状態で下記のアルゴリズムが設定されています。

  1. Simple Octaves
  2. Simple Octaves
  3. Dancing Octaves
  4. Simple Octaves
  5. Soft Organ
  6. Tremolo Octaves
  7. Flanged Octaves
  8. Dark Choir
  9. Dream Catcher
  10. Something Is Broken
  11. Clean Voices

クイックアクセス

Octavesにはクイックアクセス機能があり、UDバンクの最初のプログラムを素早く呼び出すことができます。これにより現在選択されているプログラムとフェイバリットプログラム(UDバンクの01)を瞬時に切り替えることができます。特定のプログラムを頻繁に使用する場合、UDバンクの最初にそのプログラムを保存することを推奨します。

クイックアクセスプログラムを呼び出す、または終了するにはONフットスイッチを短く2回ダブルタップします。ONフットスイッチの上のLEDが緑色に点灯している場合、クイックアクセスプログラムがアクティブであることを意味します。クイックアクセスプログラムが呼び出されていて、ペダルがバイパスの場合はON LEDが点滅します。これにより、ペダルON時にクイックアクセスプログラムが設定されることが分かります。

スペック

  • LEFT IN / RIGHT IN:モノラルアンバランスフォン端子/1MΩ(モノラル時はLEFT INを使用)
  • LEFT OUT / RIGHT OUT:モノラルアンバランスフォン端子/100Ω(モノラル時はLEFT OUTを使用)
  • CTRL:ステレオフォン端子。ノーマリーオープンモメンタリスイッチ、MIDIタイプA、5V S-Trigger/V-Trigger、パッシブ エクスプレッションペダル(TS・TRS)に対応。
  • DC IN:センターマイナスDC9V/200mAまたはDC12V/160mAを接続します。
  • サイズ:110×104×55mm
  • 重量:350g
種類オクターバー
アダプター9-12Vセンターマイナス
電池駆動
コントロールPROGRAM/COPY SETTINGS、
1SUB/2SUB/LPF、1UP/2UP/HPF、
ROOT/X-MIX/BOOST、
RATE/DEPTH/STEREO、
BANK、BEAT、ON/CMD、TAP/ALT