和太鼓の可能性を世界に! 2017年から開発を続けてきた電子和太鼓TAIKO-1間もなく発売
Roland TAIKO-1 電子和太鼓
2020年12月16日、ローランドが東京証券取引所に上場しました。2014年以来の再上場、誠におめでとうございます!
近年、意欲的な製品開発を進めてきたRolandが数年来開発を続けてきた初の電子和太鼓 TAIKO-1が2021年1月頃、ついに発売となるようです。
舞台や儀式、お祭りなどの様々なシーンで日本人には馴染みの深い楽器であるのはもちろん、幼児教育や地域の住民活動の場で使われることも多く、非常に演奏者人口の多い楽器でもある和太鼓をRolandが独自の技術でどのように電子楽器化してきたのか、とても楽しみですね。
「鼓童」によるTAIKO-1のデモンストレーション
まず最初に佐渡の太鼓芸能集団「鼓童」によるTAIKO-1を使ったデモンストレーションをご覧ください。
“電子和太鼓” TAIKO-1で できること
1台でいろんな和太鼓が叩ける
桶胴太⿎、⻑胴太⿎、締太⿎など数々の太⿎⾳⾊を収録。さらに、和太鼓以外の打楽器や効果音などの演奏も楽しめます。
ひとりでも練習できる
打撃音は静かで、騒音の心配は無し。ヘッドホンを使ってひとりで練習可能です。リアルなアンビエンスとともに自宅でも太鼓演奏を楽しめます。
気軽に持ち運べる
桶胴大鼓サイズ、4.5kg の軽量設計。
さらに本体を分解しコンパクトに収納することもできるので、持ち運びも容易です。
TAIKO-1の演奏スタイル
TAIKO-1の基本スタイルは肩から吊り下げる担ぎ太鼓と呼ばれるスタイルです。音源内蔵のため市販の楽器用ワイアレスシステムで簡単にワイアレス環境が構築でき、躍動感のあるステージングが可能になります。
サイズ感比較のため一般的な1尺5寸の桶胴太鼓と比較してみた画像です。打面は1尺5寸サイズとほぼ同じ。和太鼓演奏者にも馴染みのあるサイズ感で様々な演奏スタイルに対応します。
TAIKO-1の打面は新開発のメッシュヘッド
静かで叩きやすい3層構造のメッシュヘッドは特殊な糸を編み込んだ網状素材であるため、糸と糸のすき間から空気の振動を逃がせるのが大きな特長。これにより、打撃音の発生を大幅に抑えることができています。叩きやすさも最適化。太鼓ならではの豊かな演奏感にもこだわり抜いています。
V-Drumで培われた打点位置検出機能により、叩く位置により⾃然に⾳⾊が変化します。また、叩く強さによって⾳量のみならず、その音色自体がなめらかに変化していきます。
1つの打面を叩き分けることで成り立っている太鼓の音楽性をあますところなく表現します。
撥(バチ)は一般的な太鼓用のものが使えますが、朴(ほお)やメープルの撥をおすすめします。
※柔らかい素材はメッシュ素材により、摩耗する可能性があります。
1台で様々な太鼓の音を再現できる専用音源
和太鼓には様々な大きさや形のものがあり、それぞれに違った魅力があります。TAIKO-1では、桶胴太鼓だけではなく、定番の長胴太鼓、力強い高音の締太鼓、大太鼓もこれ1台で演奏することができます。また、竹バチや雪バチといった撥の違いや、複数人で同時に叩いた太鼓の音、チャッパや拍子木といった鳴り物や掛け声、さらには太鼓以外の打楽器や効果音までも内蔵しています。
音源部分の背面です。付属の電源アダプターによる駆動のほか、充電式ニッケル水素電池(単3形)× 8での駆動にも対応しています。機動力を発揮できるところもTAIKO-1の魅力です。
電子楽器ならではの多彩な機能を搭載したTAIKO-1
練習に便利な機能も搭載。テンポ・キープに必要なメトロノームはもちろん、太鼓練習に欠かせない”地打ち“フレーズも収録。鳴らしながらソロ・パフォーマンスをすることも可能です。
TAIKO-1は、USBメモリー経由でオーディオ・ファイルを本体に取り込み、演奏することができます。たとえば、ご自身が所有される太鼓の音を取り込んで演奏する、内蔵の太鼓の音に重ねて新たな太鼓の音色を作る、といったことが可能です。ほかにも、別の打楽器や掛け声、自然の音を取り込むなどアイデア次第で可能性はどんどん広がります。
発表会に向けて練習したい曲や、憧れの曲に合わせて演奏したい。そんなときに便利なのがBluetooth機能です。スマートフォンなどと無線接続することで、TAIKO-1のアウトプット端子やヘッドホン端子から、好きな曲と演奏する太鼓の音と合わせて出力することができます。
TAIKO-1に秘められた想い
音源部にあしらわれたシンボルマーク。「環」という漢字一字をモチーフにデザインされたTAIKO-1の印(しるし)です。さまざまな旗がひとつの太鼓で繋がる様を表現したものです。
⽇本における太鼓演奏者人口は、100万⼈以上とも言われています。しかし演奏者の太鼓の所有率は、他の楽器と比べて著しく低く、特に個人にとって演奏環境を整えることが簡単ではない楽器でもありました。
太⿎芸能集団『⿎童』をはじめ数多くの関係者の協⼒のもと、電⼦和太⿎の研究開発に取り組んできたローランド。
の完成までに培われた「人の環(わ)」がTAIKO-1の印(しるし)です。
TAIKO-1の音色紹介ムービー
TAIKO-1が奏でる豊富な音色がまとめられたムービーはこちらから
Roland TAIKO-1の発売予定時期
Roland TAIKO-1の発売は2021年1月中旬を予定しております。初回入荷台数が決まり次第ご予約の受付を開始させていただく予定です。
ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
info@chuya-online.com