Carl Martin(カールマーチン)より本物のチューブを搭載したアンプ/スピーカーシミュレーターペダル「Ampster」が発売!
Carl Martin(カールマーチン)より本物のチューブを搭載したアンプ/スピーカーシミュレーターペダル「Ampster」が発売されました。
Carl Martin Ampster 真空管搭載 アンプ/スピーカーシミュレーターペダル
Carl Martin Ampster 真空管搭載 アンプ/スピーカーシミュレーターペダル
Carl Martinの数多くのラインアップの中でもHot Driven’BoostやPlexiToneといった歪み系ペダルは、ブリティッシュ系ギターアンプの歪みを余すところなく再現していることでたいへん人気のあるモデルです。
今回登場するのはよりリアルなアンプトーンを再現するために、本物のチューブを搭載したアンプ/スピーカーシミュレーターペダル、Ampsterです。
ブリティッシュ系ギターアンプのサウンドをコンパクトなペダルで実現するモデルで、ライブステージでのDIとしてもレコーディング用ツールとしても活用できます。
製品概要
70年代、80年代、90年代のギタリストが使っていたフルのギターリグを使用するのではなく、最近の音楽で聴かれるのは最小限のシステムを活用して素晴らしいサウンドを実現できるようになってきました。
Ampsterは、そんな新世代のギタリストのために登場したといっていいモデルです。
このAmpsterは現在お使いのアンプを補完することも、もしくは置き換えることもできるアンプ/スピーカーシミュレーター兼DIで、アンプと同じコントロールを備えたチューブ駆動の完全なアナログユニットです。フルサイズのアンプと同じように演奏に反応し、アンプを使っているような感触でサウンドメイキングを可能にします。
ギターアンプ同様に標準のEQ(Bass/Middle/Treble)、プリおよびポストのボリューム/ゲインコントロール(Master & Gain)、およびPresenceコントロールを装備しており、堅牢なメタル製ボックスに収納されています。
Cabinet切替えフットスイッチは、2種類のキャビネットシミュレーション(2×12オープンキャビネット/4×12ローズドバックキャビネット)を切り替えます。
キャビネットシミュレーションの状態は、LEDインジケーターの色で確認できます(ミュート状態はLEDが点滅します)。
リアパネルにあるLinkジャックからはバッファーされたギター入力信号がダイレクトに出力され、ギターアンプへ送ることができます。モニター用に使うこともできますし、バランスDI出力からの信号とミックスをした音づくりも可能です。
Send/Returnジャックはギターアンプのエフェクトループと同様に使用でき、空間系エフェクトを使用する際に最適です。また、3つのポジションを持つVoicingスイッチでローエンドの調整が可能です。
キャビネットシミュレーションタイプを外部フットスイッチで切り替えることができるRemoteジャックは、Octaswitch “The Strip”の様なフットスイッチコントロールを持つスイッチャーで威力を発揮します。
[正面]
1 Master:マスターボリューム
2 Gain:ゲインコントロール
3 Presence:高域のコントール
4 Bass/Middle/Treble:スタンダードな3バンドのイコライザー
5 Cabinet:キャビネットキャブタイプ切り替え
6 Mute:ミュートスイッチ
7 LED:キャビネットのタイプ表示
Red:2×12オープンバックキャブ
Green:4×12クローズドバックキャブ
8 真空管
[背面]
1 Input:インプットジャック
2 Link:リンクアウトプットジャック (ダイレクトアウト)
3 Blanced DI:バランスDI アウトプットジャック(XLR)
4 Send:エフェクトアウト
5 Return:エフェクトイン
6 Remote:キャビネットシミュレーターセレクト リモートコントロール
7 Ground Lift:グランド/リフト切り替え
8 Voicing:ローエンドのキャラクターを3ステップで調整
9 DCインプット:9V/1A
SPEC
- Masterノブ:マスターボリュームの調整
- Presenceノブ:高域の調整
- Bass/Middle/Trebleノブ:スタンダードな3バンドEQ
- Gainノブ:アンプゲインの調整
- Cabinetフットスイッチ:キャビネットタイプの切替え
- Muteフットスイッチ:ミュートのオン/オフ
- LEDインジケーター:キャビネットタイプ、ミュート状態を表示
- Voicingスイッチ(リアパネル):ローエンドのキャラクターを3ステップで調整
- Inputジャック:TS標準フォーン、1MΩインピーダンス
- Link(ダイレクトアウト)ジャック(アンバランス/バッファード):TS標準フォーン、1kΩインピーダンス
- Balanced DIジャック(バランス):XLRタイプ、600Ωインピーダンス、グランドリフトスイッチ付
- Sendジャック:TS標準フォーン、1kΩインピーダンス
- Returnジャック:TS標準フォーン、100kΩインピーダンス *プラグ接続時にループオン
- Remoteジャック:TS標準フォーン、キャビネットタイプの切替えを外部フットスイッチ(ラッチタイプ)で切替え
- S/N比:56dB
- ACアダプタージャック:9V/1A、φ2.1 mm、センターマイナス(専用ACアダプター付属)
- 外形寸法 : 145 (W)×120 (D)×70 (H) mm
- 重さ : 800g
接続例
●Ampster × アンプ系エフェクター
キャビネットシミュレーターAmpsterとアンプ系歪みエフェクターを組み合わせたセッティング例。
Carl Martin のアンプ系エフェクター、例えばMarshall 系のPlexi Ranger/Plexi Tone/Panama やVox 系のAC-Tone などとAmpsterと組み合わせることで、アンプをスピーカーで鳴らしているようなサウンドが得られます。
真空管を通すことで、アンプらしい暖かみのあるサウンドが生み出されます。
1.ダイナミクス系エフェクター
↓ エフェクト・アウト to エフェクト・イン
2.アンプモデリングのドライブエフェクター
↓ エフェクト・アウト to エフェクト・イン
3.Amster(キャビネットシミュレーター)
↓ Send アウト to エフェクト・イン / Link ダイレクトアウト to アンプ
4.空間系エフェクター(ディレイ・リバーブ)
↓ エフェクト・アウト to Return イン
↓ DI アウト
5.ミキサー / アンプ
●Ampster × デジタルオーバードライブ系エフェクター
キャビネットシミュレーターAmpsterとデジタルオーバードライブエフェクターを組み合わせたセッティング例。
デジタルオーバードライブには、様々なアンプ/オバードライブのモデリングが入っていてとても便利ですが、どうしてもデジタルクサさがあり、アナログオーバードライブのような暖かみが失われがちです。
Ampsterと組み合わせることで、真空管のアナログ回路を通り、アナログの暖かみのあるサウンドを足すことができます。
1.ダイナミクス/モジュレーション系エフェクター
↓ エフェクト・アウト to エフェクト・イン
2.デジタルドライブエフェクター
↓ エフェクト・アウト to エフェクト・イン
3.Amster(キャビネットシミュレーター)
↓ Send アウト to エフェクト・イン / Link ダイレクトアウト to アンプ
4.空間系エフェクター(ディレイ・リバーブ)
↓ エフェクト・アウト to Return イン
↓ DI アウト
5.ミキサー / アンプ