Catalinbread(カタリンブレッド)からペダルデザインをアナグリフスタイルの3Dデザインにした限定バージョン4機種が発売!

Catalinbread(カタリンブレッド)から「Bicycle Delay」「Sabbra Cadabra」「Soft Focus」「Topanga」のペダルデザインをアナグリフスタイルの3Dデザインにした限定バージョン「Catalinbread 3D Collection」が発売されました。

特別に3Dメガネも付属しています。

Catalinbread Bicycle Delay 3D ディレイ

Catalinbread Bicycle Delayは、音が墜ちていくようなスパイラルディレイ、音が上昇していくようなピッチアップディレイを作ることのできるDSPベースのディレイペダルです。ディレイサウンドの上昇や下降だけでなく、ディレイシグナルの暖かみを設定することも可能。さらには強烈な発振をさせることもできます。

Bicycle Delayはまるでアルバート・ホフマン博士が体験した、世界初のLSDトリップの瞬間のようなペダルです。
ノープランのまま腰掛け、頭の中で奇妙な考えを自由に巡らせていました。それは脳のプログラミングだったのかもしれませんし、純粋な創造だったのかも知れません。
Bicycle Delayは、全てを制御したいという願望や、新たな経験をしたいという意識の表れが物理的に形になったといえるのではないでしょうか。

Bicycle Delayを研究すればするほど、その複雑さが露わになりました。研究を重ね、効果を試すうちに、このペダルは音楽的に自由で創造性の高いペダルに設定することを決めました。ディスハーモニーの持つ有機的な美しさを見出せるディレイペダルです。

Bicycle Delayの動作は、プレイヤーの気持ちをそのまま表現します。全てのノブを12時に設定してアンプに接続し、Bicycle Delayの作る音を聞きます。オープン・マインドでノブを動かせば、自分だけの音が見つかります。
この時、ノブの動きやセッティングとその音をメモしておくと、音作りの助けとなります。

コントロール

Bicycle Delayの作る音をしっかりと聞いてみてください。プレイのタッチによってそのレスポンスが変わったり、様々な音がカコフォニーを作り、空間を満たします。様々な音がハーモニーやディスコードを作ります。

LUCIDITY

音の陰陽です。ディレイシグナルとドライシグナルのバランスを調整します。

REFLECT

ディレイのリピート回数を設定するフィードバックコントロールです。高く設定すれば自己発振させることができます。リピートを重ねるごとにピッチがシフトします。

RADIANCE

ディレイリピートにかけるフィルタです。ディレイシグナルの明るさや解像度を設定します。

MOOD

ディレイにかかるピッチシフトの方向やその勾配を設定します。単純にピッチシフトの上下だけの設定ではなく、時に不測の効果となる場合もあります。

EXPANSE

ディレイタイムコントロールです。目の前から地平線の彼方まで、音の焦点をコントロールするように設定してみてください。

内部のGainトリムポットで全体の音量とエフェクトのかかりをブーストすることもできます。ブーストするとサウンドがラウドかつより強い効果となります。壮大で個性的なリードなどに有効です。
また、内部のスイッチを切り替えることで、トゥルーバイパスとバッファードバイパスを選択できます。バッファードバイパスではエフェクトをOFFにしても最後の残響が残ります。

Bicycle DelayはスタンダードなセンターマイナスDC9〜18Vアダプターで駆動します。電池はご使用になれません。
高電圧で駆動することで、高いヘッドルームと音量、パーカッシブなアタックを作ることができます。

Catalinbread Sabbra Cadabra 3D オーバードライブ

かつて、ギタリストにとってもっとも刺激的なことといえば、アンプのゲインを上げることでした。アンプのゲインが足りない時、トレブルブースターがそのアンプをプッシュしました。

トレブルブースターを使い、伝説となるトーンを築き上げた2人のギタリストに注目してみます。ブライアン・メイ(Vox AC30+トレブルブースター)とトニー・アイオミ(Laney Super Group+トレブルブースター)です。2人のサウンドは全く違うものですが、音作りの手法はほとんど同じです。両者とも、アンプのゲインを上げ、さらにトレブルブースターを常時ONにしています。そして音色の調整は、ギターのVolumeとToneのみで行っていたのです。

Catalinbreadでは、この美しくシンプルな構成を1つのペダルにまとめたペダルの開発をはじめました。“Amp-in-a-box”と、最適に調整を施したトレブルブースター回路をまとめるのです。使いこなせば最高の音色であるにもかかわらず、その扱いの難しさから敬遠されることもあるトレブルブースターも、こうすることで、そのバランスに気を使うことなく、音量が上がりすぎることもなく、常に最高のトーンが得られるようになります。ペダルを接続し、ただ弾くだけで“あの音”が甦ります。そうして生まれたのが、Catalinbread GalileoとSabra Cadabraなのです。

現代のロックシーンに最も影響を与えたバンドと言えば、必ずThe Beatlesの名前が上がりますが、おそらくBlack Sabbathほど、多くの“真似”をされたバンドはありません。そのリフは数十年経っても色褪せることがなく、全く新しいジャンルを形作ったとすら言われます。そして、そのバンドのリフを作り続けたのが、トニー・アイオミです。

その秘訣の1つは、長年にわたりリフを作り続け、弾き続けたことであり、もう1つはそのサウンドを変えなかったことです。トニー・アイオミはいつもLaneyのアンプにトレブルブースターをかけていました。

Laney Super Groupアンプにトレブルブースターを接続して弾いたことがありますか?そんな貴重な経験を持つプレイヤーは世界中探してもほとんど居ないことでしょう。また、もし仮にそんなチャンスが巡って来たとしても、トニー・アイオミのような、大ステージで爆音のプレイはそうそう出来るものではありません。
Sabra Cadabraをクリーンアンプにつなぐだけで、クリーンから極上のフルドライブまでの驚異的なダイナミックレンジと巨大なステージで感じられるあの立体的でジューシーなフィーリング、至高のハーモニクスが即座に手に入ります。

Sabra Cadabraは18Vでの駆動も可能です。高電圧駆動とすることで、ヘッドルームを広げ、アタックをシャープにします。逆に、電圧を下げることでソフトなトーンを作ることもできます。残量の少ない電池や、電圧を下げることのできるパワーサプライなどでお試しいただけます。あまり電圧を下げ過ぎると音が出なくなりますので注意してください。

Sabra Cadabraはオレゴン州ポートランドで制作されています。トゥルーバイパススイッチングで、スタンダードなセンターマイナス9〜18Vのアダプタ、または9V電池で駆動します。

Catalinbread Soft Focus 3D リバーブ

1989年ごろから92年ごろにかけて販売されたヤマハのハーフラックマルチエフェクター“FX500”。そこに収録される“Soft Focus”パッチは、Slowdiveのセカンド・アルバム“Souvlaki”など、90年代初期のシューゲイザーバンドに広く使用されました。

Catalinbread SOFT FOCUSはそのSoft Focusパッチをルーツとしたシューゲイザーペダルです。
SOFT FOCUSの心臓部は大幅なモディファイが施されたプレートリバーブで、それを3つのシグナルパスに分割します。
1つはシンフォニックなコーラスモジュレーター、2つ目はリバーブとミックスされるオクターブアップ、3つ目はリバーブのみのトーンです。
MODノブでパス1のコーラススピードを、SYMPHノブでパス2にオクターブボリュームを調整します。

Catalinbreadでは、オリジナルFX500とのトーンを徹底的に比較しました。オリジナルパッチにはタイムが固定されたディレイがありますが、そのままにしておくとメモリに食い込んでしまうため、このディレイをなくしました。お好みのディレイペダルを前に置くことで、オリジナルパッチに近づけることもできます。

コントロール

SYMPH

オクターブボリュームを調整します。

MOD

コーラスのスピードを調整します。

VERB

リバーブパスの長さを調整します。

MIX

ライ・ウェットバランスを調整します。

VOL

音量を調整します。

内部スイッチでトゥルーバイパスとバッファードバイパス(トレイル)を切り替えることができます。

SOFT FOCUSはDC9-18Vセンターマイナスアダプターで駆動します。電池はお使いになれません。

Catalinbread Topanga 3D リバーブ

Catalinbread Topangaは、伝説のFender 6G15アウトボードスプリングリバーブユニットをベースに開発したリバーブペダルです!
6G15の持つドリップ、フラター、クラック、クラング、そして真空管のスプラッシュ、スプリングの響きまで、すべての要素をコンパクトペダルに納めました。
知る人ぞ知るサーファーの楽園、トパンガビーチの名前は伊達ではありません。

アウトボードスプリングリバーブユニットは、サーフギターの代表的なサウンドであると同時に、60年代の多くの偉大なギターサウンドの大きな要素です。
多くのFenderスタイルのアンプに内蔵されたスプリングリバーブと6G15との違い。それは、6G15が“アンプの前で”使われていたことです。リバーブシグナルがアンプで歪み、深みのある音色を作ります。
また、多くのアンプ内蔵のリバーブには付いていないDwellノブにより、ギターシグナルがスプリングへと伝わる強さを調整。同様にToneノブでリバーブの音色を調整できます。また、6G15は実質的にチューブプリアンプでもあるため、その音色がアンプにも影響します。
それこそ、6G15ユニットが伝説となった理由です。完全に複製することは困難です。しかしCatalinbreadはやりました。Catalinbread Topangaは、6G15の持つすべての要素をペダルに組み込むことができたと実感しています。

さらに、内部のスイッチを切替えることでトゥルーバイパスとバッファードバイパスの切替えができます。
バッファードバイパス時はエフェクトOFF時に最後の残響がそのまま残ります。

Topangaは、センターマイナスのDC9〜18Vアダプターで駆動します。電池はお使いになれません。