メキシコのエフェクターブランド「Paradox Effects(パラドックスエフェクツ)」から個性的なディレイ、ファズ、フィルターの3機種が発売!

メキシコのエフェクターブランド「Paradox Effects(パラドックスエフェクツ)」から個性的なディレイファズフィルターの3機種が発売になりました。

Paradox Effects HABLA-BLA

特徴

Paradox Effects HABLA-BLAポリリズミックディレイペダルです。

可変サンプルレートを備え、2つのディレイを備えています。2つ目のディレイはメインディレイタイムに対する比率を選択することができます。これにより、2つのディレイのテクスチャによる新しいリズミカルなディレイを作ることが出来ます。
古いレコーダーのようにサンプルを採取して出力し、どもったり明瞭になったり、ピーピー言ったりします。

Paradox Effects HABLA-BLA

HABLA-BLAで重要なのは2つ目のディレイのゲインコントロールです。これは0dBを超えて増幅することができ、ディレイリピートの中に新しいアクセントと、ディレイテールによる多様なリズムを生み出します。

sampleoノブでディレイレコーディングの解像度をリアルタイムで変更したり、リズムを加速して新しいサウンドスケープを生み出したり、ループストレッチしてピッチの低いローファイサウンドを作ることができます。

新しいディレイの使い方を模索し、リズミカルに変化し、進化するループを作ります。

コントロール

  • repetidor /Repeat:ディレイのフィードバックを制御します。反時計回りでフィードバックが少なくなり、最大では無限大にまで設定できます。
  • t2:2つ目のディレイのゲインレベルを制御します。最大3dBまで設定できます。録音されたリピートに別のアクセントを作ります。
  • division / Divisions:メインディレイと2つ目のディレイタイムの比率を選択します。1/2、非対称、1/4の3モードから選択できます。
  • sampleo / Sample Rate:ディレイシグナルの解像度を変更します。反時計回りで忠実度が高く、時計回りでローファイになります。同時にこのコントロールを動かすとディレイに劇的な変化が生じます。ローファイにするとサンプルにノイズやアーティファクトが入り込みます。
  • tiempo / Time:メインディレイタイムを調整します。
  • mezcla / Blend:ドライシグナルとディレイシグナルのバランスを調整します。100%ドライ〜100%ディレイまで設定できます。
  • EXP:エクスプレッションペダルを接続するTRS端子です。sampleoノブに割り当てられています。
    ※内部トリムポットは制作時に調整するためのものです。

Paradox Effects NACION-FZ

特徴

Paradox Effects NACION-FZは、メキシコのティフアナで開催されたTijuana Fuzz Festivalとのコラボレーションペダルです。
ファズ回路の黎明期をナビゲートした10年間を集めた限定モデルです。

Paradox Effects NACION-FZ

ファズは応答性に優れた回路です。NACION-FZはそれを完璧に表現します。Feline、Mexican Radio Fuzz、Mids Abyssの3つのボイシングを切り替えることができます。

分厚く明確な低域により、70年代のファズトーンや壊れたスピーカー、ゲートのかかったラジオファズ、発振など様々なファズをコントロールできます。

コントロール

  • volumen / Volume:音量を調整します。
  • F(z):歪みを調整しますが、典型的なゲインコントロールとは異なり、ファズ全体のアーティキュレーションを調整します。
  • espectro / Spectrum:周波数応答を調整します。時計回りで低温と中音域が強くなります。
  • rango / Range:ファズのレンジを選択します。
  • voz F(z) / Voice:ファズのメインモードを切り替えます。
    • 1.Feline:複雑なテクスチャーを持つゲートのかかったシンセサイザー的な、Paradox Effectsのファズサウンドです。
    • 2.Mexican Radio Fuzz:70年代のファズや壊れたスピーカー、無線干渉のようなサウンドです。
    • 3.Mids Abyss:中域と低域に重点を置いたアンダーグラウンドファズです。
  • accion / Action:ダイナミクスを豊かにする共振状態とし、新しいトーンの相互変調やファズワウ、キルスイッチ、無線干渉など様々な動作をします。
  • encendido:エフェクトON/OFFを切り替えます。

Paradox Effects ULTROPIA

特徴

Paradox Effects ULTROPIAは、新しいインスピレーションをもたらすエンベロープフィルターです。シンセサイザーの領域、アシッドハウスから世界に革命をもたらしたTB303マシンを分析し、ジャンルの限界を超えたエフェクトが完成しました。

Paradox Effects ULTROPIA

ULTROPIAにはParadox Effects設計のアシッドロジックが搭載され、ローパスはレゾナンスとカットオフが相互に作用します。これにより、シンセサイザープレイヤーのノブのひねりをエミュレートするように周波数を共鳴させることができます。スパンキング、ソニックブーム、レーザービーム、潜水艦、シロップのようなテクスチャー……電子音楽を想像してみましょう。

コントロール

  • sens. / Sensitivity:楽器のアタックに対するフィルターの応答を調整します。
  • satu. / Saturation:エフェクトのサチュレーションによる倍音成分を調整します。
  • Q:フィルターのレゾナンスを調整します。
  • sub:1オクターブ下のレベルを調整し、シンセ感を追加します。
  • nivel / Level:音量を調整します。
  • envolvente / Envelope:3つのスイッチでエンベロープを設定します。
    • Up/Down:フィルター開始点を選択し、フィルターの動く方向を選びます。
    • Q Cross:エンベロープ応答によりレゾナンスが増加するか減少するかを選択します。
    • Fast/Slow:アタックのスピードを切り替えます。