One Control SEA TURQUOISE DELAY 新筐体発売開始です!
One Control SEA TURQUOISE DELAY 新筐体
最近続々と波紋型の新筐体に切り替わっているOne Control のコンパクトエフェクターですが定番のディレイエフェクター「SEA TURQUOISE DELAY」も新筐体での発売になりました。
One Control SEA TURQUOISE DELAYについて
ディレイというエフェクトは、歴史上変わった進化を遂げてきました。古くはブランクレコードや磁気ディスク、オイル缶など様々な試行錯誤の時代に始まり、その後は磁気テープを使用したテープエコーの時代へと続きます。
高価なスタジオ用デジタルディレイが開発されつつある中、小型で手頃なBBDを用いたアナログディレイが全盛となり、同時に各社独自のデジタルディレイチップを使用したコンパクトデジタルディレイも一般化しました。
その後、DSPチップが広まると高性能で高機能なデジタルディレイが登場。それらがコンパクトペダルとして普及すると、同時期にBBDチップが“枯渇するのでは”と注目を集め、PT2399などBBDに変わる小型のデジタルディレイチップを使用したディレイエフェクトも多く制作されました。
こうして振り返ると、デジタルディレイが登場するまで、ディレイエフェクトは常に高音質化を求めて進化を続けています。BJFはそこに注目しました。
かつての技術者が夢見たディレイエフェクトはどんなものだったのか。それを今の技術で表すとどうなるのか。
SEA TURQUOISE DELAYは、現存するディレイエフェクトの中でも特異な存在となるディレイエフェクトです。
クリアで澄み切ったディレイトーンはデジタルディレイ以前の技術では存在しなかった音、であるにも関わらず、なぜかSEA TURQUOISE DELAYのサウンドにはヴィンテージ“エコー”のような響きが備わっています。
明瞭すぎるデジタルディレイは、時に目立ちすぎてしまい、プレイの邪魔と感じることもあります。ところがSEA TURQUOISE DELAYのディレイサウンドは、圧倒的に明瞭でクリアなトーンでありながら、常に“主”であるプレイを引き立て、“従”に徹します。
SEA TURQUOISE DELAYのディレイサウンドにある、どこまでも澄んだ水のような独特の質感が、ただ“原音に忠実”なだけではないディレイトーンを形作っています。
SEA TURQUOISE DELAYのサウンドがただクリアなだけではないことは、F.BACKノブを高く設定することでも確認できます。
どれほど澄んだ水であっても、深海まで光は届きません。SEA TURQUOISE DELAYは無限大に、いつまでもディレイをリピートさせることができますが、その音色はリピートが幾重にも重なるうちに徐々に徐々に崩壊を続け、数時間が経過すると最後には切り刻まれたようなローファイサウンドへと姿を変えます。
ただ入力音を再生するだけのマシンではなく、ほんの僅かな音質の減衰を加える事で自然で現実的な存在感のある音色とする。BJFならではの感性が冴え渡る瞬間です。
この音質特性が、クリーンシグナルでもディレイが強く出すぎてしまうことが無く、また歪みと合わせれば絶妙に音色に立体感を持たせるサウンドとして出力されます。ディレイタイムを短くしても、その後ろに壮大な空間が潜んでいることを感じさせるような効果を作ります。SEA TURQUOISE DELAYはこの上なくシンプルで小型のディレイペダルですが、その内には広大な世界が広がっているのです。
さらに、最大で原音とディレイが1:1となるよう調整されたLEVELコントロールはディレイレベルを詳細に設定できます。しいディレイレベルを自在に設定することで、かすかな残響からトリッキーなプレイまで、様々な使い方に対応します。
SEA TURQUOISE DELAYをONにしたままDELAYコントロールでディレイタイムを変更すると、独創的なサウンドを作ることが出来ます。特にF.BACKを高く設定してDELAYを動かせば、それまでの美しい空間が突然歪むようなカオスなサウンドを味わえます。
DELAYを低く設定すればダブリングディレイのようなベリーショートディレイとなります。そのままF.BACKを上げると、音が連続的に続く、グリッチやトレモロのような音を作ることも出来ます。
SEA TURQUOISE DELAYは、ディレイエフェクトとしては特殊な構造で作られています。入力音の全てを受け止めるほどのハイダイナミクスレンジ、ハイレスポンスなディレイペダルです。そのサウンドを実現する上で、ノイズレベルにも高いこだわりを持って制作しています。
いつまでも続く無限大のリピートも積極的に使うことができるよう、SEA TURQUOISE DELAYはエフェクトOFF時にディレイシグナルを残さないトゥルーバイパススイッチングにこだわりました。
逆にエフェクトON時にはディレイシグナルがミュートされ、新しい世界の空間へと誘われるように徐々にディレイがシグナルに加わります。
また、SEA TURQUOISE DELAYはパラレルエフェクトループなどでの使用を考慮し、キルドライスイッチを備えています。
One Control SEA TURQUOISE DELAYの特徴
・澄み切ったサウンドが特徴のディレイペダル
・かつての技術者が夢見たディレイエフェクト
・明瞭でクリアながらプレイを邪魔しない独特の質感
・アルミ削り出しのハイクオリティなミニサイズケース
・電池内蔵も可能
・トゥルーバイパススイッチング
One Control SEA TURQUOISE DELAYのスペック
・ディレイタイム:20~550ms
・インプットインピーダンス:500K
・アウトプットインピーダンス:2K
・駆動電圧:7~12V
・消費電流:35mA @9V
・S/N比:-86dB
・サイズ:
39Wx100Dx31H mm(突起含まず)
47Wx100Dx48H mm(突起含む)
・重量:およそ160グラム(電池挿入時200グラム)
※電池は付属しません。
種類:ディレイ
アダプター:9Vセンターマイナス
電池駆動:9V電池
コントロール:LEVEL、DELAY、F.BACK、KILLDRY/WET
One Control SEA TURQUOISE DELAY新筐体の購入はこちら
One Control SEA TURQUOISE DELAY ディレイ ギターエフェクター
ちなみに2020年10月からプロトタイプの筐体で販売されたタイプ、またそれ以前の旧タイプ筐体も2021年2月現在まだchuya-onineには在庫があります。こちらはレップインターナショナルさんの在庫が終了次第販売終了になります。コレクションとして別筐体を持っておきたい方はお急ぎください。