【はじめてのDTM】001〜お手頃プライスのオーディオI/F “Audient EVO 4”

オーディオインターフェイス、市場に色々あるけれど

「はじめてのDTM」、はじまるよ!

PCで録音や配信、どうやるの?

「PCは持っているけど、ソフトを使った曲作りとかレコーディングとかはしたことがない」「YouTube Liveやzoomなどで配信やビデオ会議をしているけど、もっとカメラやマイクの品質を上げたい」と思っている人は多いのではないでしょうか?

楽器の音や人の声を録音することは理解できても、PC上で何をすれば良いのか、またどんなアイテムを揃えていけば良いのか、ピンと来ない人もいるでしょう。そんな人に向けて、一緒にコツコツと知識を共有していく連載「はじめてのDTM」がスタートします。「DTM=デスクトップミュージック」について、あれやコレやと楽しんでいきましょう! 

とにかくオーディオインターフェイスが必要らしい

最近では曲作りソフトを使用するためだけではなく、ネット配信に使用する機材の需要が高まっています。様々なメーカーから特徴のあるアイテムが登場し、おこもり需要やテレワークといった設備を揃える方面でも注目されています。

まず、ギターから出るアナログ信号をPCに取り込むためにデジタル信号に変換する必要があります。それが連載第1回目のテーマ、オーディオインターフェイスについて、オススメアイテムをピックアップして紹介します。

オーディオ(アナログ=音の振動を)インターフェイス(デジタルデータに変換)

とするとわかりやすいのではないかと思います。それでは第1回目をスタートして参ります!

audient(オーディエント)EVO 4について

シンプルなルックスのこの筐体、どんな機能が?

黒いボックスのようなルックス。中央に大きなダイヤルが目立っていますが、とてもクールですよね。今回紹介するコチラのアイテムはaudientオーディエント)社の「EVO 4イーヴォフォー」というモデルになります。


オーディオインターフェイスといえば、フロントパネルにコンボジャックが並び、その数でチャンネル数などが把握できるものを想像すると思いますが、このアイテムはパッと見、オーディオインターフェイスっぽくないですよね。シンプルにカッコいい。

かんたんなスペック

2in / 2out オーディオ・インターフェース
スマートゲイン機能
ループバック機能
高性能マイクプリ搭載
USB バスパワー
超ローレイテンシー
+48V ファンタム電源 などなど……

入出力端子は?

では、アイテムの様子をグルっと見てみましょう。

上部には大きなダイヤルが。何らかのゲイン調整に使われるのでしょうか。
フロントにはヘッドフォン用ジャック(右)とギター用ジャック(左)
上面右側は〜モニター用の設定を行うボタン(上)とボリューム調整用ボタン(下)
上面左側は、ファンタム電源スイッチやチャンネル選択スイッチ、そしてグリーンのスマートゲインスイッチ
裏面には2チャンネル分のコンボジャック、モニタースピーカー用の出力端子、PCとの接続に使用するUSB-C端子

コンパクトかつバスパワー駆動で配線もシンプルに!

USB-A to Cケーブルが1本付属する

PCとの接続は、USBケーブル1本のみときわめてシンプル。「電源は?」となりますが、PCから電源供給を受けてバスパワーで動作します。これならモバイル用途にも使えますね。

シンプルな操作性で初心者にオススメ!

実際にPCに接続してみるのは次回以降になりますが、見るからにボタンやダイヤルが少なく、直感的なアイコンが並んでいますよね。音を録音するまで、配信するまでのステップが少ないと良いのですが、それはお楽しみに。

箱もシンプル。

はじめてのDTMやPCを使った各種配信にピッタリ!

EVO 4の外観などをご紹介してきましたが、取り扱う音をモニターするためのヘッドフォーンモニタースピーカーが必要ですよね。次回は実際の操作方法、ソフトウェア周り、EVO 4に接続する周辺機器もチョイスしてご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!

またEVO 4には兄貴分のEVO 8もラインナップされています。ルックスが気に入って入出力がもっと必要な人はコチラも検討してみると良いかと思います。