フェンダーの新フラッグシップシリーズ「American Professional II」は何がスゴい？

・ラインナップはギター3種、ベース2種。バリエーションモデルも存在

2020年10月に登場したフェンダーの新シリーズ「American Professional II：アメリカンプロフェッショナルツー」。これまでの「American Professional （通称：アメプロ）」からどのように進化したのでしょうか。

まずモデル展開ですが、ギターはストラトキャスター、テレキャスター、ジャズマスターの3種、ベースはプレシジョンベースとジャズベースの2種類がラインナップ。

それぞれのモデルに違うバリエーションが用意されており、ストラトキャスターにはスリーシングルPUに加え「HSS」PUモデル、テレキャスターには2ハムの「Deluxe」が用意されています。ベース2機種には、4弦モデルに加え、5弦モデルも用意されておりジャズベースにはフレットレスもあります。

また、それぞれの基準モデルにてレフトハンド（左利き）が用意されています。ちなみに左利きモデルはアップチャージ無しで購入することができます。

・新開発の専用ピックアップ「V-mod Ⅱ」や専用ブリッジ、そしてNEWカラー

「American Professional II」シリーズの全モデルに、新開発の「V-Mod Ⅱ」ピックアップが搭載されました。前モデルからボイシングの見直しが行われ、さらにハムバッカーピックアップはコイルタップ機能も搭載。タップ時も音量差がでない自然なトーンが魅力となっています。この「V-Mod Ⅱ」ピックアップについては、各モデルに最適なチューニングが施されており、繊細かつパンチのあるトーンが「American Professional II」シリーズ共通の特徴となっています。

そして、モデル毎に形状の異なるブリッジについてですが、ギター3種にはそれぞれ演奏性とサウンドをグレードアップさせるモデルが搭載されています。

演奏性に関わるネック形状は、しっかりと握り込める形状の「Deep “C”ネックシェイプ」を採用し、サラッとした手触りの「Super-Natural」サテン仕上げと、指板のエッジ処理により、最初から手に馴染むモデルとなっています。さらにジョイント部は新形状のネックヒール加工でハイポジションの演奏性にも配慮されています。

最後に、「American Professional II」シリーズから採用されたカラーバリエーションですが、オーソドックスなサンバーストやブラック、オリンピックホワイトなどに加え、ポップなマイアミブルーや、個性的なダークナイト、マーキュリー、ミスティックサーフグリーンと豊富なカラーから選ぶことができます。

基本的にボディ材はアルダーを採用していますが、新たにパイン材も使われることとなりクラシックな雰囲気のローステッドパインというカラーも選ぶことができます。