2021年を新たなサウンドで迎えたい人向けの定番オーバードライブペダル20選+α

・バリエーション増からブースター的な役割まで幅広いペダル

オーバードライブペダルも、ディストーション同様にペダルボードに無くてはならない存在です。

最近では、ブティックアンプやハンドメイド系のメーカーも登場し、自分の理想のサウンドを探す楽しみも増えていますよね。さらにリーズナブルでコンパクトなモデルもあり、初心者から荷物をコンパクトにしたいセッションプレイヤーにまでオススメできるペダルが増えました。

「そろそろ新しいペダルが欲しい」「歪み系をリフレッシュしたい」「ペダルボードに新しい刺激が欲しい」といったギタリストに向けて、オーバードライブペダルを20個(+α)に絞ってみましたので、新しいサウンドを手に入れてみてくださいね!

・A〜E

【Animals Pedal】Major Overdrive

Animals Pedalの「Major Overdrive」は、カワイイ熊のグラフィックが描かれたオーバードライブペダルです。60〜70年代に作られたブリティッシュアンプを意識した味付けが特徴です。いわゆるブラウンサウンドと呼ばれる電圧が下がった状態でさらなる歪みが得られた状態も再現でき幅広い用途で使うことができます。

公式サイト内リンクより
Animals Pedal
Vintage Van Driving Is Very Fun

【Animals Pedal】Vintage Van Driving Is Very Fun

Animals Pedal「Vintage Van Driving Is Very Fun」は、オレンジのクラシカルな筐体にネーミングどおりバンのイラストが描かれたオーバードライブペダルです。歪み量は少なく、ブースター的な使用方法からミディアムなオーバードライブサウンドを演出できる「どのポジションでも良い音」をめざして開発されています。シングルコイル、ハムバッカーとピックアップ形式問わずマッチするペダルです。OD/BOOSTスイッチでより場面にあわせた使用方法を選べます。

公式サイト内リンクより

【BOSS】OD-3

BOSSの「OD-3」は、飽和感が少なくギターを選ばない汎用性の高さが光るドライブペダルです。BOSS独自の「デュアル・ステージ・オーバードライブ・サーキット」によって芳醇でワイドレンジなサウンドが得られます。

公式チャンネルより

【BOSS】SD-1

BOSSの「SD-1」は、BOSS最初のコンパクトエフェクター”OD-1”の回路を継承し、トーンを追加し現代風にアレンジされた進化モデルです。ハイゲインアンプのブースターとしても最適です。

公式チャンネルより

【EarthQuaker Devices】Plumes

EarthQuaker Devicesの「Plumes」は、3つのトグルスイッチにより音色を変えられるオーバードライブです。ブリティッシュアンプのような歪みが得られるSymmetrical(対称)ダイオードを使用したmode1、クリッピングなしのmode2、Asymmetrical(非対称)シリコンダイオードのmode3と多彩な設定が可能なペダルです。

EarthQuaker Devices JPチャンネルより

【Effects Bakery】Bagel OverDrive

Effects Bakeryの「Bagel OverDrive」は、コンパクトサイズのボディにキャラクターが描かれたペダルですが、サウンドは本格的なオーバードライブです。DRIVEノブは、ほぼクリーンから深い歪みサウンドまで幅広く設定ができ、アンプのブースターとしてもオススメな1台です。

公式サイト内リンクより

【Effects Bakery】あんバターコッペドライブ (福田パン謹製)

Effects Bakeryの「あんバターコッペドライブ (福田パン謹製)」は、名称から筐体デザインまでユニークな1台です。岩手県に実在する人気ベーカリー「福田パン」とのコラボレーションペダルとしてリリースされました。音色はワイドに持ち上げてくれるオーバードライブサウンドで、コンパクトさとリーズナブルさも魅力です。

公式チャンネルより

・F〜J

【Fulltone】OCD V2.0

Fulltoneの「OCD V2.0」は、自分のアンプが使えない環境かつペダルで歪ませすぎるとタッチが失われてしまう、といった条件で威力を発揮するオーバードライブペダルです。内部にEnhanced BypassとTrue Bypassの切り替えスイッチを備え、前者はバッファーが作動し、その後のケーブルが長くなる場合も信号を劣化させません。

【HUMAN GEAR】FINE O.D

HUMAN GEARの「FINE OVERDRIVE」は、艶のある低域を持ちつつ端切れの良い歪みが得られるように開発された国産オーバードライブペダルです。2つのミニSWにより、歪みの波形を上下対象〜非対象、そしてトレブルの効き方を変更することができます。

【IBANEZ】TS808 TUBE SCREAMER

IBANEZの「TS808 TUBE SCREAMER」は、1970年代に発売された当時のルックスを音を意識してリイシューされたモデルです。粘りと柔らかさのあるオーバードライブサウンドが特徴です。他のチューブスクリーマーと比較して、ミドルに寄せたまろやかさが欲しいギタリストにオススメ。

【IBANEZ】TS9

IBANEZの「TS9」は、現代的なニュアンスも加味し、中域だけでなく高域もプッシュしたかのようなTSサウンドを放出します。

公式チャンネルより

【IBANEZ】TS MINI

IBANEZの「TSMINI TUBE SCREAMER MINI」はネーミング通り「MINI」な筐体に伝統のTSサウンドを詰め込んだコンパクトペダルです。電源はACアダプタのみですが、オペアンプにはJRC4558を使用しています。トゥルーバイパス仕様。

・K〜O

【L’】Roch 2016 Model

L’の「Roch 2016 Model」は、トランスペアレント系の代名詞とよばれる「leqtique:レクティーク」から派生したコンパクトなオーバードライブペダルです。主宰のShun Nokina氏によると「Leqtique 9/9」をL’のフォーマットで再現した、とのことです。音楽的なイコライジングを実現させるためのLow-CutノブやTrebleノブといったパッシブコントロールで音作りを詰めていけます。

【Mooer】Hustle Drive

Mooerの「Hustle Drive」は、コンパクトな筐体ながらチューブアンプのような歪みを実現させるために開発されました。トグルスイッチによって、HP(High peak mode)/LP(Low peak mode)の2モード搭載によりシチュエーション別にサウンドを変えられます。トゥルーバイパス仕様。

公式サイト内リンクより

【MXR】CSP037 RAIJIN DRIVE

MXRの「CSP037 RAIJIN DRIVE」は、日本のペダルビルダーであるShin’s Musicの鈴木伸一氏とのコラボによって生まれたオーバードライブペダルです。世界的定番となっている2つのエフェクターを一つのペダルにまとめ、トグルスイッチによって簡単にオーバードライブからディストーションサウンドまでを作り出すことができます。

公式チャンネルより
Old Blood Noise Endeavors Fault V2

【Old Blood Noise Endeavors】Fault V2

Old Blood Noise Endeavorsの「Fault V2」は、2つのゲインステージとアクティブEQそしてVOICEコントロールなどによって多彩な音色を生み出せるオーバードライブペダルです。VOICEノブはEQに入る音色の明暗をコントロールでき、CRUSHスイッチはEQ後にダイオードペアのクリッピングステージを追加する機構となっており、想像力を掻き立てるような音作りができます。

公式サイト内リンクより

・P〜Z+変わり種

【Pedal Pawn】TEXAN TWANG

Pedal Pawnの「TEXAN TWANG」は、その名の通りテキサスオーバードライブサウンド、すなわちSRVサウンドを放出するペダルです。HI/MID/LOWのロータリースイッチで、3タイプのゲインと音色を切り替えられます。

公式チャンネルより

【RevoL effects】EOD-01 NAVY BLUE OVERDRIVE

RevoL effectsの「EOD-01 NAVY BLUE OVERDRIVE」は、コンパクトな筐体に2つのドライブモードを搭載したペダルです。ローからミドルをパワフルにプッシュするBOOSTモード、ナチュラルなクリーンブーストをするCLEANモードを使い分けられ、ブースターとしての使い勝手も意識されたモデルとなっています。

公式サイトより

【VEMURAM】Jan Ray

VEMURAMの「Jan Ray」はFenderのBlackface期を再現するために作られたオーバードライブペダルです。アタックとサスティーンの効いたトーンでギターとアンプの本来のサウンドをプッシュしてくれます。トレブルを効かせながら痛くない往年のフェンダーチューブアンプの音色が欲しい人向けの1台です。

【Zahnrad】SCOTCH OverDrive

Zahnradの「SCOTCH OverDrive」は、シックなルックスから王道のヴィンテージサウンドを放出するハンドメイドペダルです。オペアンプには「RAYTHEON RC4558N」を採用し、コンデンサーやダイオードもヴィンテージパーツを使用しています。

公式チャンネルより

【BYOC】Li’l Yellow OD

BYOCの「Li’l Yellow OD」は、オーバードライブペダルに必要なパーツが全て封入されている自作キットです。ネーミングにある「Yellow」は日本製のメジャーな黄色いペダルのことを指します。そのサウンドを現代に蘇らせることができるキットとなっています。オペアンプは「MC3403」を採用し、作り上げる楽しみもあるアイテムです。

製作を通じて、オーバードライブの仕組みを知れる教材としてもオススメです!

・さいごに

定番ロングセラーモデルから新進気鋭のニューブランド、そして自作オーバードライブまで、実にさまざまなペダルが存在しています。アンプで歪みを作る人も、ディストーションペダルでメインの歪みを作る人も、オーバードライブペダルによって、お気に入りの歪みを更にコントロールし、音色の幅も増やすことができます。

つなぐ順序を変更するだけで、他のペダルと作用しあう度合もかなり変わりますので、ぜひオーバードライブペダルを導入して、実験してみてくださいね! 今回ご紹介できなかったモデルも最後のリンクにまとめてありますので、そちらも是非是非確認してみてください!

色々探せる、chuya-onlineのオーバードライブペダルの一覧はこちら