2022年版定番クリップチューナー13選にFlanger FT-12Cが登場!ギタマガ掲載情報
2022年版 1つは必ず持っておきたい定番クリップチューナー13選にFlanger FT-12Cが登場
2022年2月12日発売のギターマガジン3月号にFT-12Cが掲載!
2022年2月12日発売のギターマガジン3月号にて「2022年版 1つは必ず持っておきたい定番クリップチューナー13選」にFlanger FT-12Cが登場しております!
おかげさまでロングセラーとなっているクリップチューナー Flanger FT-12Cですが、ギタマガ掲載を受け改めて使い方についてご紹介をさせて頂きたいと思います!
Flanger FT-12C クリップチューナーの概要
※写真はスタッフ個人所有のFT-12Cのため、一部ロゴのかすれや汚れがあります。またクリップ部分のラバーパーツも現行品と若干色味が異なりますのでご了承ください。
FT-12Cはコンパクトなサイズながら、カラーディスプレイを搭載したチューナーです。
後述しますが、ボタンは2つだけというシンプルなコントロールを採用しています。
設定を保存する機能を搭載し、前回使用した時のチューニングモードやピッチの設定が保存されるので、電源をオンにすればすぐにいつもの設定で使用できます。また、5分間操作なしで自動的に電源オフとなる「オートパワーオフ機能」も搭載されております。
Flanger FT-12C クリップチューナーの機能の説明
では、各部位を見ながら説明していきます。
まずは正面のディスプレイ部分から。
電源をオンにすると↑の状態になります。(※もちろん、前回使用時の設定で若干数値等が異なる場合があります。)
画面左上の青字の「A4」と黄色い文字の「440」は『基準ピッチ=(A4の音程)』を表示しています。
基準ピッチは通常440Hzですが、使用する楽器や編成によって細かく調整する場合があります。
FT-12Cは、430〜450Hzまでの範囲で1Hz単位で調整できます。
画面右側、青字の「C key」表示部分は、チューニングモードの表示です。
FT-12Cのチューニングモードは、「クロマチック/ギター/ベース/ヴァイオリン/ウクレレ/F key/B♭ key/E♭ key」の計8種類です。
使用する楽器に合わせて適切なチューニングモードを選択することで、よりチューニングがやりやすくなります。
例えば、ギターの6弦開放音を鳴らした時、クロマチックモードでは単に「E」とだけ表示されますが、ギターモードの場合は「6E」と表示されます。
各モードの表示は画像のようになります。
画像左上から右へ向かってクロマチック→ギター→ベース→ヴァイオリン→ウクレレ→F key→B♭ key→E♭ keyです。
一度セッティングが固まればあまり切り替える事は無いかとは思いますが、このように多彩なチューニングモードを備えています。
Flanger FT-12C クリップチューナーでのチューニング方法
ディスプレイ部分解説に戻ります。
画面下半分がチューナーの針が表示される部分です。
ギターで使ってみました。
音を出すとこんな感じに。
扇状のメーター部分が動き、音程が低ければ赤く、高ければ黄色に表示されます。音程が合うと、中央部分で青く表示されます。
画面が明るく反応速度も速いので、チューニングはやりやすいと思います。
チューニングの精度は±1セントと十分な実用性を持っています。
この辺りは高精度のものが好まれる風潮もありますが、高精度のチューナーはきっちり合わせようとしてしまいかえってチューニングに時間が取られてしまう事があるのを考えると、実用上全く問題ない精度でさっとチューニングできる方が何かと便利ですよね。
では、実際にFT-12Cのチューニング時の反応速度を見てみましょう!
Flanger FT-12C クリップチューナーの設定について
さて、ディスプレイ部分を見てきましたので、次は実際に設定をいじる部分を見ていきましょう。
FT-12Cのコントロールはチューナー背面部分に搭載されており、2つのボタンで動かします。
画像がこちら↓
上から「PITCH」、「MODE/電源マーク」のボタンがあります。
ここでは下の「MODE/電源マーク」から説明していきます。
「MODE/電源マーク」ボタンはチューニングモードの切替と電源のオン・オフを操作します。
気をつけないといけないのが、『長押しで電源の操作』、『短く押すとモード切替』という2点を覚えておく、というところですね。
長押しをする事で電源操作です。1度長押しをすると電源が入り、電源が入った状態で長押しをすると電源が切れます。
電源が入っている状態で短く「MODE/電源」ボタンを押すとチューニングモードの切替が行われます。
切り替わる順番は、先述したチューニングモードを紹介した順番で切り替わります。
チューニングモードの画像をもう一度。左上から右へ切り替わっていきます。
主に使うのがこの「MODE/電源」ボタンになると思います。
・長押しで電源操作
・短く押すとチューニングモード切替
です。
では次に「PITCH」ボタンです。
こちらは基準ピッチの変更に使うボタンで、ピッチ変更以外の機能は備わっていません。
ボタンを押すと、1ずつ数字が増えていき、450Hzまで来たところでもう1度ボタンを押すと430Hzに切り替わり、そこからはまた1Hzずつ上がっていく…といった具合です。
触る機会そのものは少ないボタンだとは思いますが、電源操作をやろうとして間違って押してしまうことはあるかと思います。
Flanger FT-12C クリップチューナーの電池の交換方法について
最後に電池交換の手順を説明します。
左側の丸い部分に電池が入っています。
使用する電池はCR2032型リチウム電池(3V)です。
電池交換の手順ですが…
丸い部分がカバーになっているため、突起や溝部分を使って反時計回り(左回り)に回します。
ロックが外れると蓋が外れ、電池が取り出せます。
極性に注意して電池を入れ替えます。FT-12Cの場合は+極(平らな部分)を上(蓋側)に入れます。
電池を入れたら蓋をして時計回り(右回り)に蓋を回してロックし、電池交換は終了です。
Flanger FT-12C クリップチューナーのクリップ部について
さて、Flanger FT-12Cの主に操作面に関しての使用方法を紹介してきました。
最後に、FT-12Cのクリップ部分の紹介をしていきたいと思います。
本体を横から見るとこんな感じです。
ディスプレイ部分含めて非常にコンパクトに出来ています。
実際に楽器を挟む部分は保護されており、楽器を傷つけることなく取り付けることが可能です。
ディスプレイ部分は稼働するようになっており、360度回転します。
このように画面を起こす事もできるため、楽器に合わせたディスプレイの角度を調整することができます。
さてさて、駆け足で紹介してきましたが、Flanger FT-12C、いかがだったでしょうか。
お求めやすい価格ながら、コンパクト、多彩なチューニングモード、基準ピッチの幅広さ、セッティングのしやすさと、魅力に溢れるクリップチューナーだと思います。
FT-12Cの存在を知らなかった、という方はぜひ1度チェックしてみてください。