高い視認性&高性能のペダルチューナー!リニューアルされたKORG(コルグ)の「Pitchblack Xシリーズ」全4機種の違いを比較!
KORG(コルグ)から発売されている高い視認性が特徴のチューナーペダル、「Pitchblack Xシリーズ」全4機種を比較してまとめてみました!
どれを選べば良いか迷っている方の参考になれば幸いです!
Pitchblack Xシリーズ共通の特徴
まずはPitchblack Xシリーズに共通する特徴を見ていきましょう!
新開発のバッファー「ULTRA BUFFER」
長いシールドケーブルを使用する際や、複数のエフェクターを使いたいときにどうしても気になるのが音の劣化、いわゆる「音痩せ」です。
Pitchblack Xシリーズには、そんな音痩せを防ぎつつ高音質化することができる新開発のバッファー「ULTRA BUFFER」が搭載されています。
LEDメーターによる高い視認性
大きなディスプレイとLEDメーターにより圧倒的な視認性を誇っています。
さらに明るさの設定を2段階で変更できるため、日の光が反射する屋外ステージでも見やすく安定したチューニングをすることが可能です。
4種類のメーターディスプレイモード
LEDメーターの光り方のパターンをプレイヤーの好みに合わせて4種類から選択可能です。
- レギュラーモード
- 音が低いときは左側に、高いときは右側にメーターが流れるオーソドックスな表示方法です。
- ストロボモード
- メーターが流れる方向と速度でピッチの変化を示し、細かな誤差まで視認することができます。このモードでは±0.1セントまで追い込める超高精度チューニングが可能で、細かな誤差も見逃せないシビアな現場で活躍します。
- ハーフストロボモード
- 音が低いときは左側のみが、高いときは右側のみがストロボモードで表示されます。
- ミラーモード/フォーカスモード
- ミラーモードでは2つのLEDが左右から中央に向かって重なるようにメーターが流れます。Pitchblack X、Pitchblack X mini、Pitchblack XSの3機種に搭載されています。
- フォーカスモードはメーターの流れ方はミラーモードと同じですが、よりさらに精度を追い込んだチューニングが可能です。Pitchblack X Proにのみ搭載されています。
各機種の実際の光り方は以下の動画から確認できます。
各機種の違い(メリット/デメリット)
それでは全4機種それぞれの違いを比較して、実際に選ぶうえでのメリットとデメリットを見ていきましょう!
Pitchblack X | Pitchblack X mini | Pitchblack XS | Pitchblack X Pro | |
---|---|---|---|---|
サイズ(W×D×H) ※突起物含む | 69 × 110 × 49 mm | 45 × 93 × 43 mm | 70 × 80 × 47 mm | 本体のみ 430 × 50 × 44 mm ラックマウント アダプター使用時 482 × 50 × 44 mm |
質量 | 248 g (電池含む) | 124 g | 198 g | 379 g |
電池駆動 | ○ | × | × | × |
バイパス切り替え | ○ | × | ○ | × |
Pitchblack X
Pitchblack Xはシリーズの基本となるモデルです。
サイズ感はチューナーペダルとしては大きくも小さくもない標準サイズといったところです。
メリット
- 全機種共通で搭載されている高性能バッファー「ULTRA BUFFER」と、入力された音に影響を与えずそのままの音を出力できる「トゥルーバイパス」を切り替え可能。
- このモデルのみ電源はACアダプターと9V型乾電池のどちらにも対応しており、エフェクターボードに組み込まない場合でも便利。
デメリット
- よりコンパクトなものを求めるならPitchblack X miniが、より多機能なものを求めるならPitchblack XSやPitchblack X Proがあるなど、シリーズの基本モデルゆえの中途半端さがある。
こんな方にピッタリ
- 視認性が高く、大きすぎず小さすぎないちょうど良いサイズのチューナーペダルが欲しい。
- エフェクターボードを組まずにペダル単体で使いたいので、電池駆動ができるものが良い。
- 複数のエフェクターを使用しても音が劣化しない高性能バッファーが搭載されたチューナーが欲しい。
- バッファードバイパスとトゥルーバイパスを使い分けたい。
Pitchblack X mini
Pitchblack X miniはシリーズの中で最もコンパクトで軽量なモデル。
価格もシリーズの中で最もリーズナブルです。
メリット
- シリーズ最小、最軽量なのでエフェクターボード内のわずかなスペースにも組み込み可能。
- 価格もシリーズ内で最もリーズナブルながら、視認性の高いLEDメーターや高性能バッファー「ULTRA BUFFER」はしっかり搭載。
デメリット
- 電源はACアダプターのみで電池駆動は非対応。
- バイパス方式はバッファードバイパスのみ。トゥルーバイパスへの切り替えは不可。
こんな方にピッタリ
- チューナーペダルを導入したいけどエフェクターボード内にあまりスペースが残っていない方。
- 高コスパでなおかつ高性能なペダルチューナーが欲しい。
- バイパスの切り替えは必要ない。(トゥルーバイパスは使わない)
Pitchblack XS
Pitchblack XSの最大の特徴は、ディスプレイとフットスイッチが一体化していることです。
ペダルのどこを踏んでもスイッチが反応するため、省スペースながら表示部を最大限大きくすることが可能になっています。
メリット
- どこを踏んでも良いので、踏み方や設置の向きを気にせず使用することがでる。
- 全機種共通で搭載されている高性能バッファー「ULTRA BUFFER」と、入力された音に影響を与えずそのままの音を出力できる「トゥルーバイパス」を切り替え可能。
デメリット
- 電源はACアダプターのみで電池駆動は非対応。
- どこを踏んでもスイッチが反応してしまうので、他エフェクターの設置場所や踏み方によっては誤動作しやすくなる可能性がある。
こんな方にピッタリ
- チューナーのディスプレイは見やすい方が良いが、エフェクターボード内のスペースは圧迫したくない。
- 通常のチューナーペダルは踏みにくさを感じる。
- バッファードバイパスとトゥルーバイパスを使い分けたい。
Pitchblack X Pro
Pitchblack X Proはラックマウントにも足元の平置きにも対応したプロ仕様モデルです。
リア・パネルだけでなくフロント・パネルにもアウトプット端子が搭載されているので、エフェクターボードにも組み込みやすくなっています。
メリット
- 着脱可能なラックマウント・アダプターが付属しており、ラックに組み込むだけでなく、本体底面に取り付けることでスタンドとして床置きすることができる。
- 他の3機種にはない「フォーカスモード」により、さらに精密なチューニングが可能。
- LEDのカラーを、全5パターンの中から好みに合わせて選択できる。
- ケーブルチェッカー機能が搭載されており、ケーブル断線の有無を簡単に確認できる。
デメリット
- 電源はACアダプターのみで電池駆動は非対応。
- バイパス方式はバッファードバイパスのみ。トゥルーバイパスへの切り替えは不可。
- 多機能ゆえに価格がシリーズの中で最も高額。
こんな方にピッタリ
- より精度の高いチューニングを求められる現場でギターやベースを演奏する方。
- ラックマウントタイプのプロ仕様チューナーが欲しい。
- バイパスの切り替えは必要ない。(トゥルーバイパスは使わない)
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