「2本目はもう1ランク上のギターが欲しい」問題に挑む!《シリーズ 楽しもう!巣ごもり音楽生活003》

2本目の良いギター 7万円〜15万円クラス
1本目よりも「良い」ギターが欲しい!
井戸沼尚也です!
お暑うございます!!

ゆるゆるchousa-online”で、楽器にまつわる調査をやっておりますギタリスト/ライターの井戸沼尚也です。

巣ごもり生活は地域によっても差がありますが、まだまだ続きそうですね。せめて良い楽器を手に入れて日々を楽しくすごしましょう!

今回のテーマは、「2本目は”もう1ランク上”のギターが欲しい」問題です。

具体的には、人生2本目のギターに相応しいギターを、販売価格15万円台までのモデルからご紹介します。これまでは5万円あたりのモデルを紹介してきましたので「さらに良いもの」が欲しい人も多いのではないでしょうか? 

今回もchuya-onlineの目利きバイヤーの皆さんといっしょに、この問題に取り組んでいきますよ!

これまでの「2本目のギター」記事シリーズはこちらをチェック

【Ibanez】AG95QA (Artcore Expressionist)

井戸沼:早速、お話を伺っていきたいと思います。バイヤーの小路さん、よろしくお願いします!

小路:こんにちは! 星野楽器さんを担当しているバイヤーの小路(しょうじ)です! 私のオススメは、ちょっとオシャンティーなフルアコ「Ibanez AG95QA-DBS Artcore Expressionist」です!

Ibanez AG95QA (Artcore Expressionist)と小路
なんか、凄く高そう……

井戸沼:おおっ! なるほどオシャンティー(笑)! パッと見は渋いのでベテランの方が持っていても良さそうですが、コレを若者やギター女子が持っていたら、あまりの選球眼の良さにオジサン(私)悶絶です!

小路:そうなりますよね(笑)。Ibanezのフルアコ・セミアコ系は3つのシリーズを展開していまして、最上位機種が「ARTSTAR」、次が「Artcore Expressionist」、最もエントリーしやすいのが「Artcore」となっており今回紹介するモデルはミドルクラスになります。

ピックガードにも木目があるおしゃれな仕様
よく見るとピックガードにも杢目が入っていてさらにオシャンティー。

井戸沼:なるほど。Ibanezさん、じつは箱モノ(セミアコ、フルアコの総称)が良いんですよね〜!

小路:そうなんですよ! モダンなソリッド・ギターのイメージが強いと思うのですが、実はセミアコ、フルアコともに国内外から高く評価されています!

井戸沼:ジョージ・ベンソンやパット・メセニーといったレジェンド・クラスも使っていますもんね。では小路さんの推しポイントをお願いします!

AG95QAの推しポイント

  1. キルテッド・アッシュ・トップ+ゴールドパーツの見た目のゴージャスさ!
  2. 上位機種にも採用されているピックアップ「Super58」を搭載し、指板にはマッカーサー・エボニーを採用!
  3. この見た目、この仕様でこの価格! 抜群のコストパフォーマンス!

井戸沼:あー、いつもながらこのポイント聞いちゃうと欲しくなるなー(笑)。生音も大きいだろうから、家で弾くのにも良さそうだし。

小路:そうなんです。まさに巣ごもり向きで、生音でおしゃれコードを弾けば最高ですよ! アコギは家では弾きづらい、けどソリッドボディーを生で弾くのは味気ない、そんな人の2本目ギターにオススメです!

井戸沼:2本目でこれは、ちょっと羨ましいです!!

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【SCHECTER】BH-1-STD-24F

SCHECTER BH-1-STD-24Fと山根
モダーン!

山根:こんにちは! バイヤーの山根です。私のオススメはこちら、「SCHECTER BH-1-STD-24F MH/BRNT/E」です!

井戸沼:ありがとうございます! これは結構モダンな印象ですね。

山根:そうですね。このBH-1シリーズは、通常だとボディがアッシュ、指板がメイプルやパーフェローなんですが、これはボディがマホガニー、指板がエボニーという限定モデルなんですよ。

井戸沼:このシェイプでマホガニー・ボディですか!? 珍しいですね。

ナチュラルのマホガニーボディにゴールドパーツが映える仕様
マホボディーにブラックピックガード、そしてゴールドパーツも良い!

山根:はい。マホガニーの特性でロー・ミッドあたりがしっかりと出るんですけど、指板がエボニーなので、音が丸くなり過ぎずに前に分離良く出てきます。

井戸沼:想像できます!! うーん、弾いてみたいっ!

山根:ピックアップはパワーのあるタイプなのですが、コイル・タップが付いていまして、SSHレイアウトのS、つまりシングルコイルもタップが効きます。

井戸沼:え! そうなんですか!?

山根:はい。ターン数を変化させて出力を下げてくれます。それに加えて、トーン・ノブを引くとローカットのトーンになります。つまり、リア・ハムでフルの状態の太いサウンドから、コイル・タップしてハーフトーンにしてローカットしたチャキチャキの音まで、非常に幅広い音作りができます。

井戸沼:なるほど。スタジオ・ミュージシャンが使っていてもおかしくない、超本気のギターですね。では、推しポイントをお願いします!

BH-1-STD-24Fの推しポイント

  1. マホガニー・ボディ、エボニー指板のバランスの良いサウンド!
  2. SCHECTER USA企画・開発のパワフルなピックアップを搭載!
  3. コイル・タップ、ローカット・トーンの組み合わせで、幅広いサウンド・メイクが可能!

山根:他にも、24フレットまで指が届きやすいカッタウェイ&ネック・ジョイントの形状、信頼性の高いウィルキンソン・ブリッジとゴトー・ペグなど、ポイントは色々とあります。

井戸沼:なるほど。これを2本目に買っちゃったら、当分3本目のギターは要らなくなっちゃう(笑)。

山根:そうですね(笑)。でも、このギターは生粋のギタリストにもオススメですが、例えば1本目はアコギを買って歌と宅録を頑張っている、なんて方の2本目にもすごくオススメなんです!

井戸沼:あ、それはアリですね!! エレキはこれ1本あれば宅録でいろんな音を作れますからね! いいと思います!

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【VOX】Giulietta VGA-3D

中原:初めまして、バイヤーの中原です!

井戸沼:初めまして、井戸沼です。

中原さん、前に『THE Effector Book』(シンコーミュージック)に出ていましたよね? そのせいか、初めてという気がしませんが(笑)、よろしくお願いします!

中原:こちらこそ! 早速ですが私の推しはこちら、VOXのGiulietta(ジュリエッタ)というモデルです。

VOX Giulietta VGA-3Dと中原
凄い機能が隠れているでやんスよ……。

井戸沼:おおっ、やや小振りなフルアコ・ギター! ということは、小路さん推しのIbanezと近いのかな?

中原:いや、全く異なるギターだと思いますよ。というのが、このモデルはモデリング・サウンドシステムを搭載したギターだからです。

井戸沼:えっ!? この見た目で、モデリング???

中原:そうなんです。外観上はフロントにミニハムが一発、それに3ウェイのトグル・スイッチが付いていて、ハムバッカーの音、シングルコイルの音、ブライトなシングルコイルの音を選べて、普通のエレキギターとして使えます。

VOX Giulietta VGA-3Dのコントロール部
ここで多彩なサウンドを出すことができます!!

中原:それに加えて、VOXが開発した「AREOS-D」モデリングシステムというプリアンプを搭載しています。外からは見えませんが、さらにマルチエレメント・ピエゾ・ピックアップを搭載していまして、それらを組み合わせることで、シンセ・サウンドや、バンジョー、シタール、リゾネーターなどのサウンドを出すことができるんです。

井戸沼:しょえええーっ!!!!! かつてない衝撃……。

中原:そうですよね(笑)。
基本はフルアコの甘い音なんですが、プリアンプの電源をオンにするとモデリング・モードに移行します。そこでまずモードを、エレキギターのシングルコイル系、ハムバッカー系、アコギ系2種、ユニーク系、スペシャル系の計6タイプから選び、さらに先ほどの3ウェイのトグル・スイッチによって、各タイプの中からさらに3音色を選べます。
合計18種類の音と、先ほどのパッシブの3種類の音が、これ1本で出せるんです。

井戸沼:ひえええーっ!!!!!  見た目は渋いのに、中身は最先端じゃないですか!

Giulietta VGA-3Dの推しポイント

  1. 18音色+3音色、計21音色! 多彩なサウンド・バリエーション!
  2. 箱物入門にも最適なボディ・サイズと弾きやすさ!
  3. 見た目から想像できないブッ飛んだシンセ、シタール系サウンド!

中原:これをメイン・ギターにしても、もちろんいいと思いますが、これをサブ・ギターとしてステージ横に置いておけば、どんなサウンドにも対応できますから、実用的という意味でも2本目のギターとしては最高&最強じゃないでしょうか。

井戸沼:いやー、おっしゃるとおりですね。本当に驚きました。これも一度は弾いてみたいギターです!!

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【Fender】2021 Collection Made in Japan Traditional 60s Telecaster

井戸沼:では最後に、chuya-onlineの代表でフェンダーのバイヤーも務める高尾さん、よろしくお願いします! 高尾さんのオススメは?

高尾:「Fender 2021 Collection Made in Japan Traditional 60s Telecaster LPB」です。軽いですよー!

Fender 2021 Collection Made in Japan Traditional 60s Telecasterと高尾
また良い色ですなあ〜夏にピッタリ! でもネックを裏返すと……。

井戸沼:軽いギター、いいですよね。肩が凝らないし(笑)、移動もラクです。

高尾:そうですよね。個体差もあるとは思いますが、これは特に軽いですね。えーと、この個体は3.02kgです。

井戸沼:うわー、テレキャスターとしては異例の軽さですね。このルックスと重量で、すでに欲しいという人もいるはずです! それにしてもフェンダーの2021年限定コレクションはかっこいいモデルが多いですね。

高尾:そうなんですよ。今回、他のバイヤーが「使えるギター」を推しているので、僕は見た目でこれに決めました(笑)。

井戸沼:とはいえ、才色兼備という感じなのが最近のフェンダーなので、これもきっと音がいいはずです。

私が「ゆるゆるchousa-online」で音の良さに驚いた、ローステッド・メイプル・ネックですし。ローステッドのマッチング・ヘッドって、なかなかないですし、カッコいいですよね!

高尾:僕もマッチング・ヘッド大好きです! すべてのギターがマッチング・ヘッドなら良いのに(笑)。

2021 Collection MIJ Traditional 60s Telecasterの推しポイント

  1. 60年代のテレキャスターを再現した、これぞテレキャスというべきシグネチュア・サウンド!
  2. レイクプラシッド・ブルー、マッチング・ヘッドの圧倒的かっこよさ(しかもローステッド・メイプル・ネック)!
  3. スペシャルなモデルであることを示す、ヘッド裏に押された75周年の刻印!
ローステッドネック
ローステッドネック! 75周年マーク!

高尾:これは是非、若い人にチャキチャキ鳴らしていただきたいと思います!

井戸沼:本当にかっこいいし、価格も手が届きやすいので、2本目には最高ですね。

1本目のギターにストラト、レス・ポールなどの王道中の王道を選んだ人は、味変の意味からも、オススメできるギターです!

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まとめ

おすすめギターを手に持つバイヤーたち
日本全国、送料無料ですぞ〜!!

井戸沼:今回もバイヤーさんの目で厳選された、良いギターばかりでした。

高尾:そうですね、どれも良いギターですし市場でも人気で在庫も多くはありませんから、気になるものがあれば早めにご決断いただくのが良いかと思います。

井戸沼:気に入ったギターを毎日弾ける喜びは、勉強や仕事の疲れを吹き飛ばしますからね! ぜひ、好みの1本をゲットしてください!!

色々探せる、chuya-onlineのエレキギターの一覧はこちら

(執筆:井戸沼尚也 編集&撮影:赤坂太一