【初心者向け】エレキギターを弾くには何が必要なの? 〜入門セットで解決!!
エレキギターって、ギター以外に何が必要なの? に応えます。
Discoverをご覧のみなさま、エレキギター、弾いてますか? それともこれから購入を検討されていますか?
ギターが好きで長く弾いてきた方には当たり前のことでも「これから弾いてみたい!」「すでにギターだけ買ってしまった」という人にはまだまだ分からないことだらけです。そこで、1本目のギターを購入したいとなったとき、「他に何が必要なの?」と疑問に思っている方のために、最低限必要なアイテム群、そしてそれがすべて付いてくる初心者向けの入門セットをご紹介します。
ギター、アンプ、ケーブル、ピックなどなど、一つずつ買おうとするとかなり細かく煩雑になってしまいますが、このセットを買えば大丈夫! という内容になっています。ひとつひとつ役割と使い方を説明していきますね。
まずセットの全貌から。
ギターをはじめ、ギターケース、ギターアンプ、ストラップ、チューナー、ピック、ピックケース、シールドケーブル、教則本という構成。これさえあれば届いてすぐに弾けます!
ちなみにチューヤオンラインでは、エレキギターの他にもエレキベースやアコースティックギターのセットもご用意しています。
肝心のギター本体・LEGEND LST-Z
ギター本体はレジェンド製の「LST-Z」。カラーも豊富なラインナップの中から選べますが、今回紹介するのはスタンダードな3TS(3トーンサンバースト という名称。赤みの少ないグラデーションは2トーンと呼ばれるものもある)です。
レジェンドは、日本の総合楽器メーカー荒井貿易のブランド「アリア」がプロデュースしている初心者向けのラインとなります。
エレキギターはその名の通り“電気”を利用して音を出しますが、ギター本体に張られた金属製の弦の振幅・振動を「ピックアップ」というマイクで拾い、アンプから音が出ます。今回のLST-Zは3つのピックアップが搭載されており、ピックアップのポジションによって音質が変わります。
また長い棒のようなパーツが見えますが、ここを動かすと弦が固定されている“ブリッジ”が傾き、音程を揺らすことができます。この棒を「アームバー」や「トレモロバー」と呼びます。使わない場合は外しておくこともできます。
これさえあれば到着してすぐにエレキギターの音が楽しめる!!
ではセットに入っているアイテムたちを紹介していきましょう!
ギターケース
ギターを屋外に持ち出して運ぶには、何かしらのケースがないと破損の恐れがあります。ギター全体をスッポリと包み保護してくれるケースが付属します。
ギターアンプ:AriaProII AG-05
エレキギターは、ギター本体とアンプの組み合わせで成立します。付属するギターアンプはAriaProII製のAG-05が同梱されています。音の大きさをW(ワット)で表しますが、このモデルは3Wの出力となっています。
音色はクリーンサウンドとロックで聴くオーバードライブサウンドの切替えに対応します。ギターの世界ではオーバードライブやディストーションのことを「歪み」と呼びます。ちなみに「ゆがみ」ではなく「ひずみ」が共通言語となっています。
電池で駆動しますが、別売りのACアダプターを使うこともできます。
シールドケーブル
このケーブルが無いと、アンプから音がでません。一般的に「ケーブル」と呼びますが、芯線が外部からのノイズを遮断するための表皮に覆われている(シールディング)ため、シールドケーブルを略して「シールド」と呼ばれることが多くなったようです。
片側をギターのジャック、もう片側をアンプのインプットジャックに挿し込み、アンプのスイッチを入れればエレキギターのサウンドが出ます。
先端のプラグがジャックの金具の形状にフィットするように作られていますので、最後までシッカリ挿し込みましょう。
ピック&ピックケース
エレキギターの弦を弾くには、硬いバチのようなものがあると便利です。このセットにもギターピックが2枚封入されています。形状もトライアングル(写真左)とティアドロップ(写真中央)のタイプ違いがあり、好みで使い分けられます。使い方としては、右手の親指と人差し指でつまんで弦をはじくイメージですね。
ピックの厚さは、両方1.0mm。チューヤオンラインには素材や形状、そして厚さと豊富な種類の中から選んで購入することができます。
ピックケースに入れる習慣をつけることによって、小さいピックを紛失しづらくするこもできます。
クリップチューナー
弦楽器は「チューニング」が必要です。各弦の音程を正確に合わせないと、キチンとフレットを押さえることができたとしても、音程がズレて気持ちの悪い音になってしまいます。弾く直前には必ずチューニングをする習慣をつけることで、正しい音程が身につきます(チューニングの仕方の説明記事を作成予定です!)。
チューナーにも色んなタイプがありますが、このセットにはギターのヘッドに挟んで音程を計測する「クリップチューナー」がセットになっています。
ギター同様、アリア製の「ACT-03」というタイプです。ヘッドに挟み、弦を弾いて「E、A、D、G……」と合わせていきます。何も抑えない状態、いわゆる開放弦の音程を合わせていきますが、チューニングが合うと表示がグリーンに変わり、正しくチューニングされたことが確認できます。
各弦の呼び方ですが、ギターを構えて下に位置する細い弦が1弦〜太い弦が6弦となります。
一般的には6弦E、5弦A、4弦D、3弦G、2弦B、1弦Eの音に合わせます。
ストラップ
エレキギターは座った状態で抱えて弾くこともできますが、ミュージシャンのライブを観に行くと、ステージ立った状態で弾いてますよね。このストラップをギターのボディの両端のピンに通して肩から下げます。
付属しているのはベルト部分がナイロン製で長さが調節できるタイプ。この長さ調節も奥深く、1cm変わるだけで弾きやすさがガラッと変わることがあります。自分のベストポジションを見つけてみましょう。
替え弦
エレキギターの弦は金属製ですが、とても細く無理な力が加わると簡単に切れてしまいます。
特に初心者の頃は、弦を弾く力加減がわかってくるまで切れやすい状態ともいえます。この初心者セットには切ってしまっても、すぐに交換する状態にするために新品の弦を1セット入れてあります。
この弦もピック同様に、弦の太さや材質など様々なメーカーから発売されていますので、評判などを聞いて自分好みのセットを見つけていきましょう。
封入されているのは、AriaProIIの「AGS-800XL」というセットです。弦を1本ずつ購入することもできますが、こうして1弦から6弦までが1本ずつ入ったセットで購入するのがスタンダードといえます。
エレキギター教則本・DVD付き
このセットには、はじめてエレキギターに触れる人のために、教則本がセットになっています。基礎的な音楽知識なども記載されており、DVDで動画から学ぶこともできます。
少しずつ好みのアイテムに入れ替えていく楽しみ
今回、紹介した初心者向けセットにはエレキギターを弾くためのアイテムがすべて揃っています。
「ギターを買おうと思っているけど、本体のほかに何が必要かわからない」という方にはピッタリのセットです。またレベルアップを通じて、各アイテムをグレードアップさせていく楽しみもあります。
例えば「もっと違う音がするアンプを使ってみたい」「自分好みのデザインのストラップに替えてみたい」と欲求が生まれてくるでしょう。そうしたときに、この初心者セットのアイテムを置き換えるだけで、自分好みのエレキギター環境が変わっていく楽しみが得られます。
「通販でギターって買ってもいいの?」という方、わかります。チューヤオンラインではただ楽器を出荷するのではなく、すべての弦楽器をチェックしてから発送しています。その様子もコチラの記事からご覧ください。
(執筆&撮影&編集 赤坂太一)
本記事内で紹介しているエレキギター初心者セットはこちら