2本目のベース、どれを選べばいいの? 今欲しい10万円クラス6本をオススメ!!
みなさん、ベース弾いていますか?
1本目のベースを購入して、現在もバリバリ弾かれてますでしょうか。
ん? 「なんか飽きてきた」「弾きづらくて置き物に」……と。
なるほど、購入時の熱がすっかり冷めてしまっている状態ですね。
ですが悲観することはありません!
なぜなら、その最初の1本を購入したことによって、自分の好みが固まってきたということですから。
じゃあ、満足できる2本目のベースをチューヤオンラインがオススメしてみようというのが今回の企画。
多くのモデルからクラス上のベースたちを厳選してみました。あなたのベースライフが、より充実したものとなるよう願いを込めて。
というわけで、ここに6本のベースをピックアップ。2本目に求められるであろう条件を元に、それぞれに特徴があるベースばかりです。
「2本目のベース、どうする?」
Discoverをご覧のみなさま、こんにちは! 編集者の赤坂と申します。ベースが大好きで日々ネット上の機材を見漁っています。
今日は「2本目のベースってドレがいいの?」っていうテーマでお送りします。
山根さん、この「Discover」で「2本目のギター」企画がかなり読まれましたね。
そうなんですよ。
私はギターも好きですがベーシストでもあるので、社内でも様々な企画を立ててきました。で、ベースもそうした需要はあるだろうな、と。
新製品は常に登場しますし、「今買うならドレ?」って知りたい人は多いと思います。
はい。例えば初心者向けとして購入したリーズナブルなモデルでは満足できなくなってきた、などの理由から、次のベースを検討しはじめている人もいらっしゃると思います。
そこで予算も少し上げて、より良い品質かつ特徴のあるベースを紹介していこうと思います。
10万円クラスの「良いベースが欲しい」に応えます。
予算を上げると、どれくらいのモデルが買えるかってところだと思うんですよ。
そうですね。
やはり手にとって「良いな」と思える品質であったりステージで使えるもの、DTMerさんというかギタリストが使っても満足度の高いモデルをピックアップしてみました。
おおー! それは期待が膨らみます! よろしくお願いします!
FENDER(フェンダー)その1
Made in Japan Traditional 60s Jazz Bass
1本目はフェンダーのジャズベース。ジャパンメイドのシリーズになります。
Made in Japanシリーズは、いかにも日本製といった仕上げの丁寧さが感じられますよね。なんだかんだ日本製って安心感が大きいですよね。
そうですね、1本目にフェンダーを選ばなかった人や、色々ベースサウンドを聞いてきて「やっぱジャズベースの音がほしいな。でもどのシリーズが良いんだろ?」って人にピッタリなモデルです。
クセのないバスウッドボディと専用ピックアップ
丁寧な仕上げのフレットまわりで弾きやすく
ネックを握ると弾きやすさを感じますね。10万円のクラスだとピックアップとかボディ材はどうなっているんですか?
「Traditional」シリーズは、このモデル用に開発されたピックアップを搭載していて、しっかりとしたフェンダーサウンドが楽しめます。
ボディはバスウッドを採用していますが音のクセも無く、重量も程よいですね。
「Traditional」さがキチンと出ていて、はじめてのジャズベとしてもバッチリですね!
Made in Japan Hybrid II P Bass
続いてはプレシジョンベースなのですが、昨年登場したばかりの「Hybrid Ⅱ」シリーズのプレベになります。
ブラック&メイプル指板がカッコいいですね。ボディカラーのバリエーションもモダンな感じのもありましたよね。
そうですね。このシリーズは共通してボディがアルダーでミドルがしっかり出るイメージです。
先ほどのTraditional 60s Jazz Bass同様にジャパンメイドの丁寧さに、フェンダーの伝統とモダンなスペックが組み合わされた”ハイブリッド”ってことですね。
ピックアップはこのシリーズ専用なんですね。ゴリッと元気のあるプレベサウンドが良いと思いました。外からは見えないですけどブリッジの下にサステインブロックも仕込まれているとデータにありましたね。
そのせいか、豊かな鳴りも魅力ですね。ライブでも使ってもらいたい1本です!
Hybrid II Custom Voiced Single Coil
みんな大好き!あこがれのフェンダーヘッド
Fender Made in Japan Traditional 60s Jazz Bass
Fender Made in Japan Hybrid II P Bass
WARWICK(ワーウィック)
WARWICK Rockbass Corvette $$ 5st
お、続いては5弦のワーウィックですね。Rockbassシリーズだと10万円クラスに入ってきますね。
ドイツ本国のシリーズとは違いますけど、アクティブ回路と2つのピックアップ、そしてコンパクトな5弦ということで、はじめて5弦にチャレンジしてみたい人にもオススメですね。
弦間が狭めでギタリストの方にも弾きやすそうですね。音にも”まとまり感”があると感じました。見た目よりもサウンドが素直で音が作りやすい印象です。
ピックアップがハムバッカーなのに、意外と普通なんです。クセがない。あとコンパクトなので、部屋でレコーディングしていてもジャマにならない。いわゆる取り回しがしやすいベースですね!
改めて弾くと、どのポジションでも均一に鳴る感じが良いですね!
コルベットシェイプのボディ
2基のハムバッカーを搭載し多彩なサウンド
ロックベースでもキレイなフレットサイドの処理
アクティブサーキット搭載
WARWICK Rockbass Corvette $$ 5st
Ibanez(アイバニーズ)
IBANEZ BTB865SC
これまたスゴイのがきましたね! 大胆なシングルカットの5弦で木目がキレイ。
全体的に大きさを感じますね。
弦のスケールが35インチなので、ボディとのバランスはとれていると思います。ボディの表と裏、それぞれに材のラミネート具合がハッキリとわかります。そしてスルーネック構造なので、特有の響き方をします。
たしかに、ボルトオンとは違う鳴り方をしますね。このシングルカットの接合部とネックの処理がキレイですね。ずっと弾いていたくなるような滑らかさがあります。
最近のアイバニーズはチャレンジングなモデルをどんどん投入していますよね。かつ買いやすい価格も魅力です。
たしかに! これだけのトピックが詰まったモデルなのに11万円台はかなりお得感があります。弾いていてもドーンと鳴る心地よさがあって。ピックアップの間に設置されたランプもいい感じですね。
伝統のバルトリーニのピックアップも載っていますし、ライブとかでも弾き倒して欲しいですね。大きいですけど女性ベーシストが持っていたらカッコいいんじゃないかなと。
スルーネック&シングルカットの美しさ
モノレールブリッジとフィンガーランプ
バルトリーニBHⅡとオリジナルサーキット
0フレット仕様
IBANEZ BTB865SC
Sadowsky(サドウスキー)
Sadowsky ME21 VJ4(メトロエクスプレス)
お、話題のサドウスキーのメトロエクスプレスですね! これも約10万円で買えるということで気になっていました!
よく見ると、NYCやドイツ製になったメトロラインとは、仕上がりが違いますが、「サドウスキーの音ってどんな感じだろう?」と興味を持っている人にはオススメできますね。
ヘッドのロゴとかが違いますけど、他はちゃんとサドウスキーっぽいルックスですね。サウンドや操作性、構成しているパーツなどスタイル”は”ほぼ同じ感じ。よくよく見ていくと細かく違う、みたいな。
そうですね。チューヤオンラインは通販がメイン(店頭でも試奏もできます!)ですが、もしお住まいのエリアで他のシリーズと比較試奏して「これならアリだな」と思えれば買いですね。そして軽いので、疲れないベースが欲しい人にも選んでいただきたいです。
確かにメチャ軽いですよね! 見た目だけを踏襲しているのではなくて、ちゃんとメーカーのエッセンスが入っていることがわかりました。
パッシブピックアップ&オリジナルブリッジ
2バンドEQのアクティブサーキット搭載
テンションバー付きのヘッド
オリジナルのオープンギア式ペグ
Sadowsky ME21 VJ4
Fender(フェンダー)その2
Fender Player Plus Active Meteora Bass
コレは最近話題のヤツですね。
そうなんです。チューヤオンラインにも入荷しました。音を出してみたら面白いんですよ。
まずルックスがすごいですよね。新しいボディデザインに2ハムっていう。ボディカラーもいいですね!
この”テキーラサンライズ”ってカラーリングが良いですよね。このほかサンバーストやシルバーバースト、オパールスパークっていうブルー系がラインナップされています。
モデル名は「メテオラ」ですけど、シリーズはプレイヤープラスシリーズで、ハードウェアを見ていくと他のモデルとパーツが共通な箇所もありますね。ハイマスブリッジとか。
そうです。なので今回の10万円クラスからはちょっと上のクラスになってしまうので最後に分けて紹介しました。ただ、楽器に興味を持って「良い楽器が欲しいな」という欲求が強まってくると、このあたりのクラスが欲しくなる人も多いと思います。
まさにそうですよね。アクティブで、ゴツいブリッジが載っていて、ピックアップも強そう、みたいな、まさに全部盛りがプレイヤープラスシリーズから感じます。楽器経験が長い人もサブ的に欲しくなるちょうど良さがありますよね。
肝心のサウンドですが「Fireball Bass Humbucking」という2ハムスタイルで、これまでのフェンダーサウンドとはひと味違う傾向でリリースされたベースって感じです。
プレベとも違う太さ、というか甘さがあって、とても良いですね。見た目に反してとてもバンドサウンドに馴染みが良さそうです。
そうですね。そこにアクティブコントロールがあるので、パッシブと切り替えたり、積極的にトーンコントロールもできます。また各ポジションで極端に振り切っても共通した温かさが残る芯の強さがあるベースですね。
ハイマスブリッジ&2ハムバッカーピックアップ
ニューボディシェイプ
アクティブ&パッシブ切り替え
ジャズマスター的イラストレーション入りのヘッド
Fender Player Plus Active Meteora Bass
まとめ〜10万円クラスは熱いゾーン
お疲れさまでした!
かなりバリエーションに富んだ6本でしたね。より用途に合わせて絞り込めるというか。
この価格帯は、新製品も豊富で目新しいトピックが含まれているモデルが多くて楽しいクラスだと思います。しかも、どれも作りが丁寧で改めてお客様にオススメできるな、と思いました。
やはり2本目を買うからには、みなさん何かグッとくるものを求めると思うんですよ。今回のモデルはどれも特徴というか個性がハッキリしていますよね。
メーカーもシリーズごとにプレイヤーの求めるものを意識していて、それがこうしたラインナップになっていることがわかりますね。楽器店としてもお客様の要望に合わせてオススメしやすいというか。
しかもクオリティもしっかりしているので通販でも安心してご購入いただけます。
共通してどれも弾いていてストレスが少なく、部屋にあると「オッ」と感じるルックスの良さもあり、欲しくなる要素が多いですね。これはこれで迷うというか(笑)。
お疲れさまでした!
というわけで、個性的かつ実用的な6本をピックアップしてみましたが、欲しいモデルはありましたか?
今後もベースのオススメモデルを紹介していきますので(ギターもまたやります!)、自分のスタイルと照らし合わせてみてください。
それではまた次の機会にお会いしましょう!
(執筆&撮影&編集 赤坂太一)