古くて新しい? 可愛くて面白い小型アンプ・ピグノーズの魅力を検証!

古くて新しい!可愛くて面白い!定番小型アンプ「ピグノーズ」の魅力を検証!chuya限定のツイードカラー!
チューヤ限定カラーのツイードVer.をレビュー!

生産開始50周年を迎えた小型アンプの先駆け「ピグノーズ」。世界のトップギタリストがレコーディングで使うほどの実力がありながら、屋内・外で気軽に楽しめ、とにかく可愛いということで、改めて注目を集めています。今回は、ピグノーズの魅力を徹底的に検証していきます!

(執筆:井戸沼尚也 編集&動画撮影・編集:赤坂太一

世界の名手たちが惚れ込んだ名器!

肩からストラップで吊って、どこにでも持っていける小型アンプの名器、ピグノーズ。

見た目の可愛さ、意外なほどの音の大きさ、1ボリュームでクリーンから歪みまでを出せる独自のサウンドがウケて、累計10万台以上(!)のロングセラーとなっています。

PIGNOSE 7-100R Tweed 小型ギターアンプ 専用ACアダプター付き
歴史あるモデルですが、現代の目で見ると可愛さ100倍増しです!

この小さなアンプが生まれたのは1972年。

当時、PA技術が未発達で、大きなアンプがトレンドだった時代ですが、そうした中こんなコンパクトなアンプを作る逆転の発想が最高ですよね。

重量わずか1.9kg、5インチスピーカーを内蔵、電池駆動(単三電池6本/アダプター使用も可能)で、約3W(ピーク5W)の出力ですから、自宅で使うのも良し、ストリートで使うのも良し、パーティーやキャンプのお供にも最高です!

サイズ感のわかる画像。肩掛けもできるピグノーズアンプ
外出の際は、ギターも忘れずに(笑)
ピグノーズアンプは開閉可能な構造になっており、電池ボックスが内蔵されています
キャビネットが開閉式になっていて、単三電池6本で鳴らせます!

ピグノーズの開発には、当時の大人気バンド「シカゴ」の初代ギタリストであるテリー・キャスが関わっており、ピグノーズのエンドーサー・リストには、フランク・ザッパ、イーグルス、レッド・ツェッペリンなど、錚々たるバンドやギタリストが名を連ねています。

さらには、ギターの神様と名高いエリック・クラプトンがアルバム『461 Ocean Boulevard』の1曲目の「Motherless Children」をピグノーズ・アンプで録音したという逸話が残っております。スライド・ギターの歪み方が実にピグノーズっぽいので、ぜひ検索して聞いてみてください!

このように世界の名手達を虜にしたモデルが、今でも手に入るのは嬉しいことですね!

ピグノーズの3つの魅力

どこをとっても楽しさ満点のピグノーズアンプですが、その魅力を3つにまとめてみました!

音が良い!

とてもキュートなアンプですが、これだけ多くのギタリストに支持されているのは、やはり音が良いから!

クリーンサウンドから、ちょっとファズっぽい粒が粗めのオーバードライヴサウンドまで、替えの効かない「ピグノーズの音」があるのが魅力です。さらに、絶対にピグノーズでしか出せない「裏技サウンド」も超魅力的なので、ぜひ動画をチェックしてみてください!

半開きにすることでサウンドに変化が生まれます。
この半開きのキャビネットに、サウンドの秘密が!?

デザインが完成されている!

50年前のデザインですが、今でも新鮮というか、今だからこそ、より一層新鮮ですよね! 

サイズ感、スピーカーの位置、コントロールノブの形状(豚の鼻の形です。ピッグ:豚、ノーズ:鼻ですね笑)、開閉式のキャビネット、無骨な金属パーツ……。全てが完璧です。

オリジナルモデルはキャビネットが皮革で覆われていましたが、写真のモデルはツイードで覆われており、これも非常に良い味を出しています。

ちなみにこのモデルはチューヤオンラインでしか手に入らないので、チェックしてみてください! さらに、現在50周年記念の限定モデルが発売中で、こちらも素晴らしい仕上がりです!

豚の鼻のデザインが可愛いコントロールノブ
ピグノーズのシンボル、豚の鼻の形のノブ!

「体験」を生み出すことができる!

ユーザーエクスペリエンス(User Experience)という言葉をご存知ですか? ある製品を通してユーザーが得られる体験を意味しています。普通のギターアンプが生み出せるのは、良いサウンドくらいですが、ピグノーズは全く違う「体験」を生み出せまます。

まず一つは電池駆動が可能という点が大きなポイントですが(これにより、コンセントの位置に縛られることがなくなりました)、それに加えて、この小さなアンプに最初に「ストラップボタン、付けようぜ」といった人が天才過ぎます! これによって、ギタリストを「アンプの位置」からも解放したのです。ワイヤレスと同様の自由を、50年も前に「アンプ自体を身につけて持ち運ぶ」という力技で実現しました。

ピグノーズを使うことで、屋外で演奏する、パーティーで演奏する、カフェなどの小規模な演奏会場で自由に動き回るなど、場所に縛られずに演奏することができます。そして自由に動き回る自分のお腹の横からディストーションサウンドが飛び出す楽しさを、ぜひ体験してみてください。

ストラップボタンを装備。これによりどこにでも持ち運べるアンプに!
この小さなストラップボタンが、素晴らしい体験を生み出してくれます!

動画でサウンドをチェックしてみよう!

それでは、いよいよお待ちかねのオリジナル動画です。ピグノーズの魅力を存分に語り、弾いていますので、是非最後までご覧ください。

サウンドチェックは3分46秒から! 特に「裏技サウンド」は必見です!!

まとめ

ピグノーズアンプ、いかがでしたか? 

音良し、見た目良し、そして何より楽しいという、ある意味では最強アンプの一つといえるかもしれません。

とりあえず一台アンプが欲しいという初心者から、何台かアンプは所有しているキャリアのある方まで、お勧めできるアンプです。宅録用に一台あっても、すごく面白いと思いますよ!

ピグノーズアンプの魅力を、ぜひご自身の手と耳で、確かめてみてください!!

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PIGNOSE 7-100R Tweed 小型ギターアンプです。ピグノーズアンプ ツイード仕様をchuya限定で国内販売復活させました!

chuya限定 ツイードカラー

世界で1500台のみ生産されるピグノーズアンプの50周年記念モデルのPIGNOSE 7-100R 50th anniversaryです。

50周年記念モデル