予算1万円以下の入門モデルから数万円のプロ機まで!PioneerDJ製ヘッドフォン6種を一気にチェックしてみた!
音楽機材には色んな「沼」があります。
前回のモニタースピーカーに引き続き、今回はヘッドフォン。こちらも通常のリスニングからDJプレイに欠かせないモニタリング用と実に多彩です。音の違いのほかに手触りや価格帯など、さまざまな要素がありますので、このレビューを読んで参考にしていただきたいと思います。
今回は6種類!
HDJ-CX
【主なスペック】
形式:密閉・ダイナミック型
使用ユニット:35 mm ダイナミック型
質量 (コード含まず):136 g
最大入力(JEITA):2000 mW
出力音圧レベル:103 dB
再生周波数帯域:5 – 30000 Hz
インピーダンス:32 Ω
HDJ-CUE1
【主なスペック】
形式:密閉・ダイナミック型
使用ユニット:40 mmドームタイプ
質量 (コード含まず):215 g
最大入力(JEITA):2000 mW
出力音圧レベル:104 dB
再生周波数帯域:5 – 30000 Hz
インピーダンス:32 Ω
HDJ-S7
【主なスペック】
形式:密閉・ダイナミック型
使用ユニット:40 mmドームタイプ
質量(コード含まず):215 g
最大入力(JEITA):2000 mW
Sensitivity:107 dB
再生周波数帯域:5 – 40000 Hz
インピーダンス:48 Ω
HDJ-X10
【主なスペック】
形式:密閉・ダイナミック型
使用ユニット:50 mmドームタイプ
質量 (コード含まず):328 g
最大入力(JEITA):3500 mW
出力音圧レベル:106 dB
再生周波数帯域:5 – 40000 Hz
インピーダンス:32 Ω
HDJ-X7
【主なスペック】
形式:密閉・ダイナミック型
使用ユニット:50 mmドームタイプ
質量 (コード含まず):312 g
最大入力(JEITA):3500 mW
出力音圧レベル:102 dB
再生周波数帯域:5 – 30000 Hz
インピーダンス:36 Ω
HDJ-X5
【主なスペック】
形式:密閉・ダイナミック型
使用ユニット:40 mmドームタイプ
質量 (コード含まず):269 g
最大入力(JEITA):2000 mW
出力音圧レベル:102 dB
再生周波数帯域:5 – 30000 Hz
インピーダンス:32 Ω
型番 | HDJ-CX | HDJ-CUE1 | HDJ-S7 | HDJ-X10 | HDJ-X7 | HDJ-X5 |
形式 | 密閉・ダイナミック型 | 密閉・ダイナミック型 | 密閉・ダイナミック型 | 密閉・ダイナミック型 | 密閉・ダイナミック型 | 密閉・ダイナミック型 |
使用ユニット | 35 mm ダイナミック型 | 40 mmドームタイプ | 40 mmドームタイプ | 50 mmドームタイプ | 50 mmドームタイプ | 40 mmドームタイプ |
質量 (コード含まず) | 136 g | 215 g | 215 g | 328 g | 312 g | 269 g |
最大入力(JEITA) | 2000 mW | 2000 mW | 2000 mW | 3500 mW | 3500 mW | 2000 mW |
出力音圧レベル | 103 dB | 104 dB | 107 dB | 106 dB | 102 dB | 102 dB |
再生周波数帯域 | 5 – 30000 Hz | 5 – 30000 Hz | 5 – 40000 Hz | 5 – 40000 Hz | 5 – 30000 Hz | 5 – 30000 Hz |
インピーダンス | 32 Ω | 32 Ω | 48 Ω | 32 Ω | 36 Ω | 32 Ω |
DJ kid氏のレビュー!
今回のラインナップが出揃ったところでDJ kid氏のレビューといきましょう。
Kid氏のレビューは、事前情報を何も伝えずにファーストインプレッションのみを語っていただきました。
素直な感想が聞けると思います。
ちなみにKidさんは、HDJ-CXの愛用者でもあります。
HDJ-CX(前回の記事)
今回のレビューはここからスタート!
HDJ-S7
Kid氏「HDJ-CXより低音がでますね。あと全体的に安定感があって聴きやすい。価格帯もHDJ CXよりけっこう高そうだなと思っていたら、6000円アップくらいなんですね! 見た目がPioneer DJっぽくないのも新鮮です。自分にとってヘッドフォンは軽さが重要なので、S7はじっくりリスニングするのに使用したいですね。そろそろ生産が終わるということで、手元に置いておきたい1台です」。
HDJ-X10
Kid氏「さすがフラッグシップ機といった感じの安定感ですね。音質とかけ心地の両面で。これだけガッシリしているとトリックプレイの時もズレないんじゃないかなと。パーツの質感も高くて、一番高いモデルだけのことはあります。ブラックとシルバーそれぞれ素材のかっこよさが出ていて迷いそうです」。
HDJ-X7
Kid氏「X10の流れですけど、少し軽量なのでオーバーイヤーが良いけど重くないのが良いって人はコチラでも良いかもですね。材質が変更されている分、軽量なんでしょうね。価格帯がHDJ-S7と同じなので、オンイヤーがいい人はS7って感じで比較してみるのが良いと思います。X10よりも若干パワー感が押さえられて、ドライバーの口径なんかも違うみたいですが、Xシリーズ共通で音量を上げてもモニタリングしやすい点があります」。
HDJ-X5
Kid氏「Xシリーズの末弟モデルですけど、ジョイントなどの構造は共通しているのでオーバーイヤーモデルでミックスしてみたい人向けの入門用としてピッタリですね。なにせX7の半分くらいで買えちゃうのは良いですよ」。
HDJ-CUE1
Kid氏「これは8000円から、Bluetooth付きで1万円ちょいというカジュアルなモデルですけど、これからDJ始めたい人で2.3000円のを買おうとしているなら断然コッチをオススメしたいですね。音が見えやすいのでやっぱりPioneer DJのヘッドフォンシリーズの系譜というか音質に対する考え方が、このモデルでわかりました。スマホの音源もBluetooth付きで簡単に聴けるのはいいですね」。
価格だけで判断せずライフスタイルも加味したチョイスがオススメ
DJ Kid氏によるPioneer DJ製ヘッドフォンシリーズのレビュー、いかがでしたでしょうか?
価格による性能差はもちろんあるのですが、同価格帯でオンイヤーorオーバーイヤーの各モデルが用意されている点など、使いたい場面や好みで選べるラインナップの多彩さがよくわかりました。
DJやリスニングだけでなく、PCや動画編集などヘッドフォンを好みのモデルに変更するだけで、気分や効率も上がりますので、ぜひこの機会に検討してみてくださいね!!
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