楽器屋スタッフが検証!価格の違いでヘッドホンはどう変わる?【ヘッドフォン選びのススメ】
ヘッドホン選びって、種類が多くて迷いますよね、、、
世の中には様々な価格帯、種類のヘッドホンがありますが、どのヘッドホンも「音を聴く道具」という点では同じなんですよね。
その中から自分にぴったりのものを選ぶのはなかなか大変。。。
そこで本記事では『価格が違えばヘッドホンの性能はどう変わるのか?』について、楽器のオンラインショップ「chuya-online.com」の現役スタッフが実際に検証したいと思います!
「ヘッドホン選びに迷っていた!」
「イヤホンでは味わえない音質を体験したい!」
という方のお役に立てれば幸いです!
検証に使用する機種はこちら
今回は、DJ機器メーカーとして高いシェアを誇る「Pioneer DJ(パイオニアDJ)」のヘッドホンを価格帯別で4機種用意しました。
DJ機器メーカーが作るヘッドホンとだけあって、どの機種も音楽やゲームを高音質で楽しめるだけでなく、DJのモニター用途にも対応しているため幅広い方におすすめできるヘッドホンとなっています。
HDJ-CUE1
今回使用する機種の中では最も安価なヘッドホンです。
手頃な価格帯ではありますが、音質はしっかりPioneer DJクオリティ。
クリアな中音域や高音域だけでなく、ベースやキックドラムなど、量感がありながらもスピード感のある低音域も再現します。
全5色展開の別売りオプションパーツ「HC-CP08」を使うことで、カールコードとイヤーパッドをお好みの色にカスタマイズすることもできます。
HDJ-X5
2番目に安価な価格帯のヘッドホンがこちらの「HDJ-X5」です。
これまでのプロ仕様のDJヘッドホンから継承したプロフェッショナルグレードのサウンドデザインにより、ブースまたはご自宅でも大音量でも歪みのないモニタリングを楽しむことができます。
さらに長時間の装着を見込んで、イヤーパッドの肌触り、クッション性、縫製位置に至るまで細部にわたって快適さを追求しています。
HDJ-X7
前述した「HDJ-X5」の上位モデルに当たるのがこちらの「HDJ-X7」です。
高音質設計により低域のレスポンス向上と高域の共振を抑えることでタイトな低域と伸びやかな高域再生を実現しています。
機能性、耐久性に関しても高品質で、ヘッドホン可動部に耐久性のある金属を用いることで軽量かつプロの現場にも耐えうる構造品質を実現しています。
HDJ-X10
今回用意した機種の中では最も高価格帯のヘッドホンです。
Pioneer DJヘッドホンのフラッグシップモデルであるこの「HDJ-X10」は、妥協のない音質、耐久、機能性を実現しています。
イヤーパッド、ヘッドバンドの表面に施された撥水効果の高いナノコーティング加工も特長で、汗や汚れの付着を軽減し、拭き取りを行うことで従来モデルよりも長く使用できます。
検証スタート!!
「HDJ-CUE1」と「HDJ-X5」を比較
まずは安価な価格帯の「HDJ-CUE1」と「HDJ-X5」を聴き比べてみます。
HDJ-CUE1は今回比較するヘッドホンの中で最も手頃な価格ではありますが、ヘッドホンとしての性能は十分に備わっているという印象です。ベース・キック音などの低音が非常に聞き取りやすく、ダイナミックなサウンドは十分感じ取れます。
そしてなんといってもHDJ-CUE1には高いファッション性があります。
カジュアル層向けの価格帯ということもあり、このHDJ-CUE1には別売りのオプションパーツ「HC-CP08」が用意されておりヘッドホンを好みの色にカスタマイズできちゃいます。
どうしても上位モデルには及ばない音質をそれ以外の特長でカバーしているのは低価格帯ヘッドホンの強みですね。
さらに重量は約215gと今回の中では最軽量。コンパクトに折りたためて持ち運びもスムーズなのでHDJ-CUE1はカジュアルな使い方に最適なモデルといえるでしょう!
対してHDJ-X5は「HDJ-CUE1があと一歩届かないかゆい所に手が届くモデル」だと感じます。HDJ-CUE1と比べると明らかに各音域がバランスよく聴こえ、各楽器の分離感もしっかりあリます。
また、イヤーパッドはHDJ-CUE1よりも一回り大きいため外部の音の遮断率もアップ。よりじっくり「音」と向き合うことが求められる作曲やDTM、DJなどの用途でも活躍間違いなしです。
それでいて価格は1万円ちょい(※2023年1月時点)というコスパの良さはちょっとずるい(笑)
そこで次は、そんな高コスパを誇る「HDJ-X5」とそのワンランク上のモデルである「HDJ-X7」を比較してみましょう。
「HDJ-X5」と「HDJ-X7」を比較
まず外観やイヤーパッドの可動域に関してですが、これはHDJ-X5とHDJ-X7の間に大きな違いはなく、どちらもストレスフリーな装着感を実感できました。
このくらいの価格帯になってくると音質はもちろんのこと着け心地などの機能性も気にしたいところですが、HDJ-X5とHDJ-X7はどちらもクリアしていますね!
次に音質。やはり軍配が上がるのは上位モデルのHDJ-X7です。
左右の音の振り分けや耳に対してのフィット感が非常に良く、大音量でも曲が聴き取りやすいので迫力と繊細さを同時に感じ取れます。より本格的に音楽を聴いたり、大音量で映画やゲームを楽しみたい、という方にはピッタリですね!
しかしHDJ-X5も負けてはいません。
確かに音質はより上位モデルのHDJ-X7と比べるとやや劣りますが、HDJ-X5の価格はHDJ-X7のなんと約半分。十分すぎる音質だと思います。
HDJ-X5はコスパの高いモデルですので、こういうヘッドホンはカジュアルな使い方からちょっと本格的な使い方まで幅広い用途に対応しているのが良いですね!
「HDJ-X7」と「HDJ-X10」を比較
さて最後は、「HDJ-X7」と今回の最上位機種である「HDJ-X10」を聴き比べてみます。
聴き比べてみてびっくり。
HDJ-X10すごいです。さすがPioneer DJヘッドホンのフラッグシップモデルは伊達じゃないです。
しっかりと重みの効いた「低音域」に適度にふくらみがあり音に高級感を与える「中音域」、そして透き通っていてかつ華やかな「高音域」と、正確に各音域を一番おいしく拾ってくれていると感じます。そのため各楽器の分離も良く、奥行きも深く感じられました。
また、前の曲から次の曲に移行するときのフェードアウトやフェードインもスムーズに感じられました。いやー、こんなにもストレスフリーなヘッドホンだと音楽を聴いているだけで楽しくなりますね。
正直、音質や性能などは全てHDJ-X7よりもHDJ-X10の方が勝っていると感じました。
しかしHDJ-X7も間違いなくハイレベルなヘッドホンであることに変わりはないので、あとは予算次第で選ぶのが良いかと思います。
まとめ
今回の検証で分かったことをおさらいしてみましょう!
・上位機種にはない高いファッション性(別売りオプションで好みの色にカスタマイズ可能)。
・カジュアルに音楽や映画、ゲーム等を楽しみたい人にオススメ!
・カジュアル層向けながらも高音質。
・幅広い用途に対応しているので使い手を選ばない高コスパヘッドホン!
・音の解像度が高く、大音量でも聴き取りやすい。
・それなりに音質にこだわりたい方にオススメ!
・ストレスフリーな再生環境と高級感のある音質を実現。
・音に妥協したくない方や予算に余裕のある方ならこちらがオススメ!
ヘッドホンの価格帯別レビュー、いかがだったでしょうか。
今回は「価格帯別」をテーマにヘッドホンを比較しましたが、ヘッドホン選びの基準はまだまだ他にもあります。(開放型と密閉型、有線モデルとBluetoothモデルなど…)
好みやこだわりは人それぞれ違いますので自分にぴったりなヘッドホンも人それぞれ違います。
なので残念ながら皆様一人一人に合ったヘッドホンをここでご提示することはできませんが、本記事が皆様のヘッドホン選びのお役に立てば幸いです。(※今回のレビューには筆者個人の感想が含まれています。あくまで参考程度にお考えください。)
Twitter連動企画!あなたもレビューしてみませんか?
この記事を読んでいただいた方の中から抽選で1名様に「Pioneer DJ HDJ-CUE1BT-R マットレッド Bluetooth搭載 DJヘッドホン」をプレゼント!chuya-online.comのオフィシャルサイトにレビュー投稿をお願いします!
ぜひご参加ください!
応募期間
応募締切:2022年1月5日(木) 〜 2022年1月19日(木) 正午まで
応募方法
- chuya-online.comの公式ツイッター【@chuyaonline】アカウントをフォロー
- プレゼントキャンペーンの該当ツイート↓をRTで応募完了!
※ツイートの埋め込みがうまく表示されない方はこちらのボタンをクリックしてください。
レビュー投稿の仕方や商品の詳細などは以下の記事をご確認ください。
こちらの記事もチェック!!
今回検証した4機種を含む全6機種のヘッドホンを現役DJのKid氏が “DJ目線” でレビューしてみた記事もぜひチェックしてみてください!