チューヤが調べたギターシールドケーブル インプレッションレポート Vol.1 (再構成版)
たかがケーブル。
されどケーブル。
シールドケーブルはギターやベースのサウンドメイクにとってとても重要なファクターです。
ギターやアンプ、弦、ピックを選ぶのと同様にシールドケーブルも自分の好みにあった物を選ばなければいけません。
お店に行って、自身で全部試して決めるのが一番ですが、そうも言えない現状。
たくさんあるブランドのどれを買えばいいのかわからない。
そんな方のために、chuya独自のケーブルインプレッションをお届けします。
それでは、インプレッションスタートです!
本記事は旧ブログ〈chuya Labs〉にて2009年に作成された記事の再構成版となります。
掲載されている製品インプレッションは記事が作成された2009年当時の製品仕様によるものとなります。
Ex-pro
Ex-pro(イーエクス・プロ)は、国内外問わず多くのアーティストから支持を得ている国産ケーブルブランドです。ケーブルを主力に、エフェクターやパワーサプライ、ワイヤレスシステムなども手掛けています。
FA シリーズ
オススメ度 ★★★★☆(4)
これは全体的に音に力強さを感じますね。
特に中低域がドンと出て、音量が上がります。
中低域が強調されている分、高域が少し引っ込んだような感じがするかもしれませんが、後はアンプのセッティング次第という感じでしょう。
ローを少し絞ってやるといいかもしれませんね。
ケーブルは直径8mmという極太ですが、扱いづらいということはなく、それよりも、ガッシリとしたプラグキャップと相まって信頼感を感じます。
※2009年当時と2021年現行品では仕様が若干異なります。
2016年よりストレートプラグもL字型プラグ、NLプラグもすべて内部構造のチップ部とパイプ部が一体化になりました。
FL シリーズ
オススメ度 ★★★★☆(4)
高域が強調されています。
同メーカーの「FA」のように力強さやローは出ませんが、高域が強調されヌケがいい印象です。
元気の良い音で、立ち上がりも早く感じます。
音色も明るく、ロック向きかもしれません。
プラグも「FA」同様ガッシリとしたものですので、信頼感があります。
※2009年当時と2021年現行品では仕様が若干異なります。
2016年よりストレートプラグもL字型プラグ、NLプラグもすべて内部構造のチップ部とパイプ部が一体化になりました。
Custom Audio Japan / CAJ
Custom Audio Japan(カスタムオーディオジャパン)は、ラックシステムが話題となったアメリカのブランド『Custom Audio Electronics』の技術やサウンドを日本プレーヤーにも届けたいという思いから誕生したブランドです。CAJでは高品質なケーブルはもちろん、パワーサプライ「AC/DC Station」も高い人気を誇ります。
CAJ Guitar Cable / Patch Cable
オススメ度 ★★★★★(5)
とても素直なシールドケーブルですね。
特にクセはなく、バランスの良いサウンドです。
オールジャンル対応できると思います。
エフェクターのりが良いと言われますが、頷ける気がします。
プラグはSwitchCraftのものが使用されていますので、信頼性を持っています。
シールドケーブル自体も手触りが良く、とても柔軟性があるので、取り回しも凄く楽ですね。
※2009年当時はスイッチクラフト製プラグを採用していましたが2021年現行品ではCAJオリジナルプラグを採用しています。
2021年現在、検証に使用したスタンダードモデルに加え、CAJ KLOTZ Patch Cable、CAJ Master’s Choice Cableなどもラインナップに追加されています。
上記のレポートは、chuya-onlineが独自に調査したインプレッションレポートとなっております。
音色の感じ方には個人差もございますので、あくまで参考までにご覧下さい。