井戸沼尚也の「ゆるゆるchousa-online」vol.1〜ワウでどこまで会話を再現できるか?

井戸沼尚也の”chousa(調査)-online”はじまるよ!

神か!? カミカミか? ワウペダルで会話してみた!

機材好きならご存知、「元地下実験室 室長」の肩書をもつ男・井戸沼尚也が、Discover上で気になる機材のアレコレをゆるっと調査する新コーナー「ゆるゆるchousa-online」がスタートします! 第1回目のテーマは「ワウでどこまで会話を再現できるか?」です。

楽器が好きです!!


井戸沼:

「こんにちは! 今回ご依頼いただき、私が適当な機材を試してみる『chousa-online』っていうのやってもいいですか、ウケケケ」と、内角高めギリギリで外れてる球を投げ返したところ、「いいですね!!」とまさかの返答!! 

というわけで、記念すべき第1回目は自称「ワウワウ奏者」の私・井戸沼尚也が、「ワウでどこまで会話を再現できるか」を試してみました。

えー、ワウペダルを使って喋りを真似するという芸は、私が知る限り、ジミ・ヘンドリックスがすでに1968年に「Still Rainin’ Still Dreamin’」という曲で披露しています」。

「Still Rainin’ Still Dreamin’」


井戸沼:
「それをスティーヴ・ヴァイが“会話形式”にまで発展させたのは有名ですよね? (そうでもない?)

今回、私も会話にチャレンジしてみたのですが、痛感したのが日本語のノリの悪さ。日本語とギター、そしてワウペダルが一体化してくれません。そもそもワウペダル自体が外国製ですからね、日本語をうまく喋れなかったとしても誰も責められないんですよ、ええ。

で、肝心の会話は、こんな内容です。

A『ヒャッハー! 俺、またマイニューギアしちゃったぜ!』
B『おいおい、今月何回めだよ』
A『いいのいいの、その分売ったから』
B『で、何を買ったんだい?』
A 『もっちろん、ワウペダルさ!』

口にするのも恥ずかしい感じですが、弾く分にはまぁまぁ平気です。それに、こんなのは機材厨にとっては割と普通の会話です(笑)。

さぁ、それではいよいよ、この会話をワウペダルで再現できるのか! AとBのやりとりをなんとな〜く覚えたら、動画をチェックしてみてください!!」

※ちなみに使用機材はご本人所有の1968年製 VOX Clyde McCoy Signatureとなっております。

井戸沼:

「いかがでしたか? え? 馬鹿馬鹿しい?
はい正解です。でも会話の文言を見ながら聞くと、なんとなく、そう聞こえなくないこともないでしょう?

正直、会話の再現性はスティーヴ・ヴァイには及ばず、といった感じですが、ワウペダル、楽しくないですか? もちろん、もっと音楽的に使うこともできるんですよ!! というかそっちがワウの本業で、喋りはおまけですから」。

皆さんも、これをきっかけにワウペダルを手に入れて、ワウワウしてみてください。一緒に練習して、今度Clubhouse(クラブハウス)で、ワウだけで会話しましょう(本当は未加入の、知ったかですが)!

それでは、次回の『ゆるゆるchousa-online』をお楽しみに〜!」

ワウは楽しい! 話す楽しさ(?)と買う楽しさの2通り

スタンダードな存在の「VOX V847A」

V847は、現在でも絶大な人気を誇るV846(有名アーティストの所有機材としてよく紹介されていますが、実際の生産台数は少なく、ギタリストの羨望の的となっているモデル)を、オリジナルの金型を使用したスタイリングだけでなく、サウンドの可変範囲を左右するペダルのラック&ピニオン・ギア、さらにはサウンドの個性を決定するコイルなど、細部に至るまで完全に再現。本物のVOXだけが持つフォルムとサウンドを実現します。

クライドマッコイクローンならArea51

基板から手作業で制作するというこだわりで作られたClone McCoy Wahは、まるで新品のヴィンテージワウのようなパリっとして高域がしっかりと出力される攻撃的なワウサウンドを持ちながら、同時に音が軽くなりすぎることもありません。

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(執筆 & 動画撮影:井戸沼尚也 編集 & 動画編集:赤坂太一