自宅でのリスニングからDJミックスにPioneer DJのコンパクトなモニタースピーカー「DM-40D/DM-50D」が最適! DJによる詳細レビュー!

自宅でのリスニングからDJミックスにPioneer DJのコンパクトなモニタースピーカー「DM-40D/DM-50D」が最適! DJによる詳細レビュー

今回はPioneer DJのコンパクトなモニタースピーカーとしてラインナップされているDM-40DDM-50Dを紹介します。

音楽のリスニング用として、またDJがミックスするための音の出口でもあるモニタースピーカー。音源を心地よく聴くため、さらに音の情報を正確にチェックする役割として幅広い用途を持っています。

市場には、さまざまなサイズや出力のスピーカーが存在しており、購入するときは自分の環境や使用スタイルによって選ぶことになります。

DM-40DとDM-50Dのコンパクトながらパワフルなサウンドや便利機能を探っていきましょう。

DM-40D/DM-50Dの特徴をチェック!!

パイオニアDJ DM-40D/DM-50D モニタースピーカーの特徴をチェックしていきます。

まずは両モデルの外観と特徴を見ていきましょう。

共通の性能としては、DJとプロダクションの2つのサウンドモード切替え機能、トゥイーター部の凸形状DECOディフューザーなどがあります。40Dと50Dの違いは、スピーカー径とアンプ出力、入出力の数、筐体の大きさ(重量)といったところです。

Pioneer DJ DM-40D

Pioneer DJ DM-40D モニタースピーカー
DM-40D

DM-40Dの主な特徴

  • DJや楽曲制作に対応する、2つのサウンドモード
  • RCA端子とステレオミニ端子を搭載した多彩な入出力
  • クラスDアンプによる19W出力
  • 4インチウーファー
  • DECOディフューザー
  • タイムアライメント

背面の端子やサウンドモード切替え

背面に2つのサウンドモード(DJ / PRODUCTION)を切り替えるスイッチを搭載。
RCAとステレオミニのインプットも装備しているので外部プレーヤーの入力にも対応しています。

サウンドモードの切替えが可能なDM-40D。端子はRCAとステレオミニのインプットを搭載。

Pioneer DJ DM-50D

Pioneer DJ DM-50D モニタースピーカー
DM-50

DM-50Dの主な特徴

  • DJや楽曲制作に対応する、2つのサウンドモード
  • RCA端子とステレオミニ端子、さらにTRS端子を搭載した多彩な入出力
  • クラスDアンプによる25W出力
  • 5インチウーファー
  • DECOディフューザー
  • タイムアライメント

背面の端子やサウンドモード切替え

DM40Dと同様に、背面にはサウンドモード(DJ / PRODUCTION)を切り替えるスイッチとRCAとステレオミニのインプットを装備。

加えて、DM-50DではTRS端子(L/R)を搭載し、DJ機器をはじめより多くの機器との接続が可能です。

サウンドモードの切替えが可能なDM-50D。端子はRCAとステレオミニ、さらにTRS(L/R)のインプットを搭載。

これらのことを踏まえた上で、DJのレビューに行ってみましょう!

DJ kid氏がチェック!!

Pioneer DJ DM-40D、DM-50DモニタースピーカーのサウンドをチェックをするDJ kid氏。

前回のモニタースピーカー聴き比べに続き、今回もDJ kid氏をお招きして、レビューをしていただきました。自宅では先代モデルのDM-40をお使いとのことで、どのあたりが進化しているかをお聞きしていきます。

──── まずDM-40Dについての印象ですが

「このサイズ感から出てくる音に安心感があります。自分が先代のDM-40を使っているからだと思いますけど。

まずミックス時には、全部の帯域が見えやすいですね。クラブでは低域で迫力を出す場合もありますが、正確に音源を繋げる必要がありますのでモニター用途として良いです。背面のサウンドモードセレクトでDJモードにすると高域と低域が強調されますね。

プロダクションモードにすると、フラットな特性になってリスニングしやすいです。DM-40Dはコンパクトなのでスピーカーに迫力を求める人には物足りなくなる時が来るかもしれないですね。自分みたいにDJでミックスする用途には良いかなって感じです」。

──── 同時にDM-50Dも聴いていただきました。

「部屋が広いとコチラが良いですね! 出音に余裕があります。

出力が上がるとこういうメリットがあるんですね。低域の押し出し感は当然あるんですけど、ミドルというか楽器一つ一つの音がチェックしやすいです。解像度が上がる感じ。

DM-40Dとの価格差も4〜5000円と、それほど高くなる感じもないですね。サウンドモード切替えも出力に余裕があるおかげなのか、より違いが感じられますね。

スクラッチすると低域の食いつきが違いますね。50Dの方がグオっときます」。

──── どっちが良い、というよりも条件次第という感じですかね。

「並べて比較すると違いがわかりやすいですけど、大小それぞれのメリットがハッキリしますね。

共通して、ケーブルの自由度やモード切替えが使える便利さも際立っていると思います。

あとフロントパネルにヘッドフォン用のジャックがあるのも、かなり便利です。すぐ挿せてチェックできますから。DJ用として考えられているのを改めて実感できました」。

カラーバリエーション&Bluetoothで選択肢も増える

Pioneer DJ DM-40DとDM-50Dのラインナップ、カラーバリエーション

DM-40DとDM-50Dについて紹介してきましたが、両モデルにはブラックとホワイトのカラーバリエーションが存在します。お部屋の雰囲気に合わせたチョイスで、統一感が出せますね。

ホワイトコーディネート例

ホワイトカラーのPLX-500とDM-50Dを組み合わせたコーディネート例
PLX-500とDM-50Dの組み合わせ

たとえばPLX-500(こちらも黒と白がある!!)というターンテーブルとの組み合わせで、リスニング環境を構築する楽しみもあります。

ホワイトモデル

バリエーションといえば、Bluetoothを搭載したMD-40D BTとMD-50D BTもラインナップしており、PCやスマートフォンとの接続も簡単に行えます。

Bluetoothを搭載したMD-40D BTとMD-50D BTもラインナップしており、PCやスマートフォンとの接続も簡単に行えます。

Pioneer DJ DM-40D Bluetooth搭載モデル

Pioneer DJ DM-50D Bluetooth搭載モデル

まとめ 〜コンパクトながら迫力の音質と便利機能が融合したスピーカー!

Pioneer DJ モニタースピーカー DM-40D、DM-50Dシリーズ

DM-40D / DM-50Dシリーズが、音質と便利機能のどちらも得られる魅力的なモニタースピーカーであることが伝わったレビューになったのではないでしょうか?

余裕のある出力とコンパクトな設計、接続しやすい入出力、DJからリスニングに対応したモード選択、これらの機能を搭載していながら、お求めやすい価格帯であることも見逃せません。

はじめてモニタースピーカーを導入してみたい、ヘッドフォンだけでDJをしていたけど迫力のあるスピーカーでミックスしたい、など幅広い要求に応えてくれるDM-Dシリーズですので、音楽を愛するすべての人に向けてチェックしていただきたいです。

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スピーカーの下に設置することで余分な振動をカット

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