2022年8月29日
2022年9月16日
最強メトロノームを探せ!〜井戸沼尚也の「ゆるゆるchousa-online」Vol.8 〜
YAMAHA ME-55
超大手メーカーのヤマハからも当然のようにメトロノームが発売されています。
こちらは、非常にコンパクトなクリップ式のモデル。
パワーのオン/オフ、テンポのアップ/ダウン、音量調整といったシンプルな機能とコントロールのみで、簡単に扱えることに主眼が置かれているようです。
サウンドはかなりハイが出ていて個人的にはちょっとトレブリーすぎるかなと思いますが、このくらいの方が聞き取りやすいという人もいるでしょう。
コンパクトさと簡単操作、リーズナブルな価格が魅力のモデルです。
ポイント
- 操作が簡単
- コンパクトで服や譜面台に取り付けられるクリップ式
- 音は、ちょっとハイが耳に付くかも
YAMAHA ME-110
こちらは、横長のスリムなデザインと、ポップなカラーリングが魅力的なモデル。
横長ですが裏面にスタンドが付いており立てられます。
このモデルもコントロールはシンプルですし、価格もリーズナブル。音はちょっと硬めで、特にアクセントの音が少し気になります。
このモデルの魅力は非常に可愛いルックスと、持ち運びしやすい形状、これに尽きるでしょう。例えば吹奏楽を始めたという親戚の子や、ギターを始めたばかりの友人にプレゼントしてあげると喜ばれそうな感じです。
ポイント
- とにかく可愛いルックスとシンプルな操作性
- 横長デザインだが、スタンドで立つ
- 音は、やや硬め……
YAMAHA ME-340PF
これは、キーボード感覚の発音ボタンが付いた面白いモデルです。
Cから半音ずつ上がってBまで、基準音をワンプッシュで出せます。
見た目も個性的で面白いのですが、正直なところギタリスト/ベーシストが半音ずつの基準音をメトロノームに求めるかというと、そうでもないような気がします。
YAMAHAさんは管楽器や打楽器や鍵盤、それにギターやベースも作る大メーカーですから、メトロノームの設計もギターやベースの方向だけを向いていないのかなというのが今回、12モデルを弾いてみて感じました。
そう考えるとYAMAHAの各製品に共通する硬めの音も、ギター/ベース以外の奏者には聞き取りやすくて良い音色なのかもしれません。
ポイント
- 鍵盤感覚でワンプッシュで出せる、幅広い基準音
- テンポ拍を光の動きによって表示
- 音は、やや耳に付く硬さがある
お待ちかねの動画をどうぞ
次のページへ